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一丸となって難局を切り拓く 宮崎県サッシ協会

        

▲写真は挨拶する松下会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は5月27日、宮崎市内で2024年度の「通常総会」を開催した。総会では、2023年度の事業経過及び収支決算のほか、24年度の事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。

 総会で挨拶に立った松下会長は、急速な円安に伴うエネルギー価格や資材価格の上昇、技術者及び働き手の不足、若手をはじめとする担い手の確保といった多くの問題を抱え、建設業を取り巻く環境が依然として厳しく、働き方改革関連法の適用に伴う時間外労働の上限規制により、現場の生産性が低下することに危機感を示した。

 こうした中で、「サッシ業界の諸問題に取り組み、時代の流れに沿う形で改善すべきは改善し、会員企業と協賛メーカーが一丸となって難局を切り拓き、明るい未来を創っていかなければならない」と意気込みを語り、特に防災・減災対策の推進やカーボンニュートラル社会の実現、担い手の確保に注力する考えを示した。

 具体的には、協賛メーカーとも連携しながら、公共施設に於ける減災のための事前処置や省エネ性能の向上に資するペアガラス等に関する関係機関への陳情、要望活動、意見交換を積極的に行うとともに、協会主催の技能士取得に向けた講習会を通じて、県内に多くの技能士を誕生させるための活動を推進するとした。

 24年度の事業計画では、▽防災協定の締結団体として「窓、開口部」の安全・安心のために貢献できる事業を推進する▽要望書の記載事項の実現に向けて、関係機関への積極的なPR活動を行う▽奉仕活動・親睦活動を通じて、協会内の活性化と会員相互の結束を図る―ことを基本方針に掲げた。

 基本方針に基づき、公共建築物や避難施設の建具開口部の無償診断・保守点検を実施するとともに、防災に向けた事前処置対策の提案や新たな需要の掘り起こしを推進するとともに、発注機関に対して硝子取替工事(防災機能硝子)の予算化や鋼製建具、トイレブース、パーテーション、硝子工事の分離発注などを要望する。

 また、地域貢献活動として、例年行っている学校施設を対象とした技術メンテナンス作業に加え、毎年8月に行われる道路愛護デーに参加する。協会内の活性化及び結束強化を図るため、研修会や協賛メーカーを含む親睦会の開催も計画。受発注者双方にメリットがある新たな事業の創出やマスコミを活用した広報活動も展開する。

 総会ではこのほか、県北支部の23年度事業経過や24年度事業計画案、昨年10月に宮崎市立宮崎東小学校で行った技術メンテナンス奉仕作業に関する報告も行われた。