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基本構想はごとう計画・設計 宮崎西警察署庁舎整備

 宮崎県警察本部は、5月21日に指名競争で「宮崎西警察署(仮称)庁舎整備基本構想策定業務委託」の入札を執行し、ごとう計画・設計が909万円で落札した。経年劣化が進み、浸水被害が生じている高岡警察署に加え、宮崎市阿波岐原町の一ツ葉庁舎(警察本部執行隊)を国富町内に移転して統合整備するにあたり、これに伴う基本構想を策定する。

 1966年建設の高岡警察署(RC造2階建延べ982㎡)は、宮崎市高岡町飯田の大淀川沿いに位置。経年に伴う施設の老朽化が進むとともに、台風など大雨のたびに敷地内や建物が浸水するなど、水害に対して脆弱な場所に立地していることから、災害時等に於ける警察機能の維持・確保のため、早期の整備が求められていた。

 一方で、南海トラフ地震による津波浸水被害が想定される一ツ葉庁舎(RC造3階建延べ1753㎡)に関しても、大規模災害発生時に自動車警ら隊や交通機動隊がその役割を十分に発揮できない恐れがあることから、施設整備に係る調査等を実施していた。

 こうした調査結果に加え、住民の利便性や防災拠点としてのあり方などを総合的に判断し、移転候補地として国富町が所有する国富町運動公園(国富町本庄4890)を選定した。建設予定地は敷地西側の約8200㎡。隣接する宮崎市の一部を新警察署の管轄に編入することや、警察署名を「宮崎西警察署(仮称)」に変更することも検討する。

 当該業務では、新庁舎等の整備に係る①基本方針の策定②機能・規模の検討(必要機能・所用室の検討、長寿命化及び機能更新の難易度の検討、ZEB化の検討)③施設位置・施設配置の検討④事業規模(概算工事費)の検討⑤事業スケジュールの検討⑥委員会等への支援―を行う。業務の履行期間は9月30日まで。

 仕様書で定める施設の想定規模は、警察署庁舎が地上3階~6階程度(塔屋除く)で延床面積は6600㎡程度、車庫・倉庫・霊安室を配置する附属棟が2階建で延床面積は1800㎡程度。ただし、附属棟を最小限の建物とすることで、警察署庁舎の地下1階に同機能を収容する設計についても、併せて検討する。

 入札の指名業者は、ごとう計画・設計、益田設計事務所、コラム設計、岩切設計、メイ建築研究所宮崎、星山設計、宮崎設計、菊池設計、近藤設計、団一級建築設計事務所の10社。予定価格は1140万6000円、最低制限価格は908万7210円だった。金額はいずれも税抜。

 現時点の事業スケジュールによると、24年度に基本構想を策定し、25~26年度に基本・実施設計、27~28年度に建設工事を行う予定。29年3月の施設完成を目指している。