建設ネット企画画像 四角 四角

会長に湯浅秀文氏を選出 宮崎県ビルメン協会

      

▲写真は挨拶する湯浅会長、総会、表彰式の模様

 一般社団法人宮崎県ビルメンテナンス協会は5月24日、宮崎市内で2024年度の定時総会を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算、24年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。また、前年度の総会で会長に就任した野津手靖丈氏の辞任により、残任期間の会長を湯浅秀文氏が務めることを報告した。

 挨拶で湯浅会長は、協会発展のため、任期を精一杯努めることを約束するとともに、入札制度に関して、適正価格で実施されることが重要であると指摘。関係機関への要望等を通じて、安定的なサービスの提供に繋げていく考えを示した。

 24年度の事業計画では、建築物環境衛生に係る知識や技術の普及啓発、品確法に基づく能力評価や研修向上の一環としてのビルクリーニング技能士受験準備講習や清掃作業従事者に関連する講習、防除作業従事者講習、貯水槽清掃作業従事者講習の開催に取り組むともに、アビリンピック大会やシルバー清掃講習会等に協力する。

 また、労働保険の収支率・収納率の改善を図り、安全祈願祭や安全衛生大会、安全パトロールなどを通じて、安全意識に対する意識向上を呼び掛けるとともに、公正で適切な入札制度の構築を目指し、各関係機関との勉強会のほか、要望活動に向けた検討会を開催する予定としている。

 24年度の会長表彰は、永年勤続優良従事者表彰を▽原和子氏▽姫野行信氏▽佐々木道史氏▽西村さよ子氏▽梶原雄二氏▽木田尚也氏▽堂園和宏氏▽四角目愛子氏―の8人が受賞。受賞者に対して、表彰状が贈られた。

■積極的に技術提供

 同日には、宮崎ビルメンテナンス事業協同組合(二宮渉理事長)の通常総会も開催し、23年度事業報告及び収支決算、24年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認した。

 挨拶で二宮理事長は、円安や物価上昇、賃上げ等により、依然として厳しい経営環境が続いていることに言及。人手不足の代替策として、飲食店等で掃除ロボットが活躍していることに触れた一方で、まだまだ人手の必要な部分が残されているとして、積極的な技術やサービスの提供に努めていく考えを述べた。

 来賓祝辞では、宮崎県中小企業団体中央会の野口和彦専務理事が挨拶。頼られる中央会を目指し、組合の活動を後押ししていく考えを示した。

 24年度の事業計画では、人材不足や従事者の高齢化、事業継承など山積した課題を打破するために、安定的なサービスの提供、受注価格の安定などを考慮し、行政への陳情をはじめ、業界一丸となって組合活動に邁進していくとした。