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藤元会長再選、入契制度改正などに注力 宮崎建協

          

▲写真は挨拶する藤元会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建設業協会(藤元建二会長)は、5月23日に2024年度の通常総会を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算、任期満了に伴う役員改選案を原案どおり承認。役員改選では、会長に藤元建二氏を再選した。

 挨拶で藤元会長は、24年度事業計画の重点項目として、会員企業の健全な発展のため、国土強靱化予算を含む公共事業予算の増額確保や入札契約制度の見直し、働き方改革への対応、担い手の確保・育成、災害対応力の強化など9項目を掲げたことを説明。こうした重点項目の達成に向けて、活動に対する理解と協力を会員に求めた。

 具体的には、社会資本整備や防災・減災対策を推進するための公共事業予算の増額確保と本県への優先配分、中長期的な公共事業の計画策定、経営安定化を支える適正な利潤を確保できる最低制限価格の引き上げや予定価格の設定といった入札契約制度の改善、施工時期の平準化、適正な設計変更と工期設定等を関係機関に求めていくとした。

 また、担い手の確保及び育成に向けて、学生等を対象とした出前講座や現場見学会、インターンシップに取り組むとともに、県の委託事業を推進し、建設業の採用活動に繋がる情報提供と支援を行う。さらに、建設キャリアアップシステム認定登録機関として、会員企業への普及促進に向けた取り組みや県内建設業者への普及促進を図る。

 さらに、建設業が社会資本の整備や地域の守り手として事業を継続していくためには、生産性の向上が不可欠であることから、会員企業にICTやDX等に関する情報提供を行う。このほか、災害対応力の強化や建設産業を広く一般にPRするための戦略的広報活動の実施、法令遵守の徹底、組織の強化などにも取り組むとした。

 総会終了後に行われた基調講演では、国土交通省九州地方整備局企画部の笠井雅広部長が「建設業における最近の話題」をテーマに講話を行った。

*新役員は次のとおり(順不同、敬称略)
▽会長=藤元建二(藤元建設)
▽副会長=本部喜好(川正建設)、河野与一(河野産業)、黒木繁人(旭建設)
▽常務理事=河野直継(河野組)、有嶋由紀夫(有嶋建設)、長友俊美(丸昭建設)、池田博(伊達組)、木村尚人(大岩建設)、木村健一(木村産業)、工藤勝利(工藤興業)、樫村晃弘(事務局)
▽専務理事=石井剛(事務局)
▽理事=[宮崎]春山義正(春山建設工業)、児玉清和(旭洋建設)、川浦幸治(龍南建設)、田村和也(相生建設)、宇治橋信雄(宇治橋建設)、黒木尚彦(紘進建設)、川越昌一郎(ダイニチ開発)[日南]河野和也(河野建設)、永野伸弥(永野建設)、竹井哲博(竹井建設)[串間]吉田一徳(吉田建設)、畑山典秀(畑山建設)[都城]河野一治(丸宮建設)、徳満裕二(徳満建設)、藤川正守(南星建設)、谷村一成(大成工務店)、吉原政秀(吉原建設)[小林]小園俊志(小園建設興業)、原裕一(原工業)、鳥井美三男(山本組)[東諸]許斐泰將(許斐建設)、中馬洋一(中馬建設)、山﨑透(日栄建設)[西都]河野孝文(河野建設)、阿萬憲二(阿萬建設)[高鍋]河野幸治(河北)、増田祐介(増田工務店)[日向]長谷川明正(長谷川組)、菊池隆一(太伯建設)、髙山修(髙山産業開発)、松澤芙美(松澤組)[延岡]盛武一則(盛武組)、髙見芳忠(髙見工務店)、湯川鶴三(湯川建設)[高千穂]工藤哲二(同盟建設)、甲斐和幸(高千穂土木)
▽監事=村上孝光(南州建設)、四季信一(四季設備)、神中弘臣(会員外/税理士)。