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私募債通じて宮崎大学に寄附 鹿銀と国土開発コンサル

      

▲写真は挨拶する志多社長、鮫島学長、贈呈式の模様

 株式会社国土開発コンサルタント(志多充吉代表取締役)は、株式会社鹿児島銀行(郡山明久取締役頭取)の「かぎんSDGs推進私募債」を通じて、国立大学法人宮崎大学に寄附を行った。5月22日に贈呈式を行い、志多社長と鹿児島銀行宮崎支店の鳥丸陽一支店長が、宮崎大学の鮫島浩学長に目録を手渡した。

 かぎんSDGs推進私募債は、発行額の一定割合を原資として、私募債発行企業が指定する学校や団体等に同行が寄付・寄贈を行うもの。同行の金融プラットフォームを通じて、顧客の「想い」を地域に届け、諸課題の解決を図る取り組みと位置付ける。

 贈呈式で志多社長は、かぎんSDGs推進私募債の趣旨に賛同し、宮崎大学を贈呈先に指定して社債を発行したことを説明するとともに、同社発行の私募債の全額を引き受け、その一部を寄附する贈呈式の場を設けた鹿児島銀行に感謝の意を示した。

 さらに、2025年の創業60周年を節目に、誰もが安心して働くことができる機能を備えた本社社屋の建て替えを行っていることや、地元自治会と災害時に於ける包括協定を締結していることを説明。「持続可能な社会づくりに貢献できる企業として、SDGsの開発目標に真摯に向き合い、成長していきたい」と意気込みを述べた。

 そのうえで、宮崎大学に対して「質の高い教育を通じて、次世代の担い手の育成に尽力してもらいたい」と期待を込めつつ、「我々企業側も人材をしっかりと受け止め、仕事を通じて、その成果を社会に還元する好循環を構築できることを切に願う」と述べた。

 鮫島学長は、今回の私募債も含め、長年にわたる同社の就学支援等に感謝の意を示すとともに、SDGsに対する取り組みや様々な障がいを持つ学生のための施設整備が課題であることを踏まえ、「学生のために有効に使わせていただきたい」と述べた。