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時代は変われど安全第一は不変 緒方塗装と協力会社

      

▲写真は緒方社長、大会の模様

 株式会社緒方塗装(緒方克則代表取締役)は5月17日、宮崎市内で2024年度の「安全大会」を開催した。大会には、同社及び協力会社の職員ら約60人が参加。自社パトロールの結果報告や安全表彰、安全講話、安全宣言を通じて、更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。

 大会で挨拶に立った緒方社長は、1970年の創業から来年で55年の節目を迎えることに対して、社員や関連会社の職員に感謝の意を伝えた。また、今年度から建設業にも本格適用された働き方改革について言及。時代の流れに合わせ、継続してきた朝礼を廃止する一方で、「安全第一や無事故無災害」は変わらないと強調した。

 喫緊の課題である担い手の確保・育成に関しては、旧3Kからの脱却を図り、塗装工事業のイメージアップに努める考えを示した。社員及び全協力会社が一丸となって、「塗装で明るいまちづくり」を目指すとともに、「無事故・無災害を合い言葉に厳しい時期を乗り切ろう」と呼び掛けた。

 自社パトロールの結果を報告した緒方美丈夫常務取締役は、現場での指摘事項や改善内容を説明。工事部講話では、江藤佑太取締役工事部統括部長が、脚立使用時の安全管理や使用方法、注意点などについて説明し、転倒事故になり得る事例等を実演するなど、使い方の留意点を解説した。

 安全講話では、鍼灸おすず治療室の河野哲史氏が「健康を維持する食生活と怪我予防のストレッチ」をテーマに講演。食生活に於けるPFCバランス(3大栄養素バランス)や便の確認、嗜好品を摂る際にメリハリをつけることなどを説明した。

 安全表彰では、安全衛生に係る取り組みが顕著だった▽石田史郎氏▽川越和博氏▽大野晃弘氏▽日高堅一郎氏▽株式会社ツルタ―に対して、緒方社長から表彰状と記念品が贈られた。

 参加者を代表して大野晃弘氏が安全宣言を読み上げ、「安全な作業手順で現場施工を実施し、安全に職務を遂行する」「安全の基本である準備・片付け・清掃を率先して行い、一人ひとりが強い団結力を持って行動する」「仲間とのコミュニケーションを多くとり、確実な情報伝達と意思疎通により災害防止につなげる」と誓った。