建設ネット企画画像 四角 四角

河野会長勇退、新会長に児玉氏 宮崎県舗装協会

      

▲写真は挨拶する河野前会長、総会、表彰式の模様

 宮崎県舗装協会(河野孝夫会長)は5月21日、宮崎市内で2024年度の通常総会を開催した。総会では、23年度事業報告及び決算、24年度事業計画案及び予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、17年間にわたって会長職を務めた河野孝夫氏が勇退して相談役に就任し、新たな会長に児玉清和氏を選出した。

 挨拶で河野会長は、国や県の公共事業予算、県内の高速交通網の整備進捗のほか、今年1月の能登半島地震で災害対応に於ける地元建設業者の役割の重要性が再認識されていると指摘。一方で、働き方改革による時間外労働の上限規制や資材運搬費の高騰、担い手不足等により、建設業が依然として厳しい経営環境にあるとした。

 河野会長は、「産業人材の育成・確保が喫緊の課題であり、安全・安心な暮らしを実現する道路整備は我々の責務でもある」と強調。山積する課題の解決に向けて、受発注者間で密に意見を交わし、予算の確保や入札制度の改善等を関係機関に要望していく重要性に言及し、協会として様々な活動に取り組んでいく考えを示した。

 来賓祝辞で宮崎県の河野俊嗣知事は、東九州自動車道や都城志布志道路を例に「道路整備が地域や経済に活力をもたらす」として、新たな道路整備や老朽化対策の推進に向けて、資材価格の高騰や賃金の上昇を踏まえた予算の確保に努めていく考えを示した。

 議案審議では、24年度事業計画案及び予算案等を原案どおり承認。24年度の事業計画に関しては、担い手不足や働き方改革の波を受ける厳しい環境下において、舗装協会の存在価値を高め、会員企業の経営安定を図るため、各種事業を展開するとした。

 具体的には、受注機会の確保に向けた関係機関との意見交換や要望活動の実施、技術研鑽及び資格取得のための研修会・講習会の開催、関係機関及び会員相互の連携強化と情報交換・意見交換、地域貢献を目的としたボランティア活動や災害対応活動のほか、協会運営のための各種会議・行事の開催などに取り組むとした。

 退任挨拶で河野会長は、様々な改革に取り組んだ当時を振り返りつつ、「人手不足や2024年問題、物価高騰、賃上げといった課題を乗り切るためには、エネルギーが必要」と新体制に期待を込め、「相談役として協会の力になっていきたい」と述べた。

 これに対して児玉新会長は、幾多の苦難を乗り越え、今日の協会の安定を築いた河野前会長の努力に敬意を表するとともに、「これから協会を運営し、舗装業界を発展させるためには、会員の皆さんの力添えが必要」として理解と協力を求めつつ、「会員のためになる、明るい建設業界を目指して頑張っていきたい」と決意を述べた。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=児玉清和(旭洋建設)
▽副会長=松岡重孝(坂口建設)
▽理事=堀之内芳久(大淀開発)、井上和俊(森都工業)、桑原常雄(桑原建設)、藤元建二(藤元建設)、吉田昭彦(大洋建設)、木下裕介(旭道路)、上村孝司(富岡建設)、吉川真人(日新興業)
▽監事=武田直隆(武田建設)、竹井哲博(竹井建設)。

■優良技術者ら12人を表彰

 総会後に行われた表彰式では、協会規程に基づく会長表彰として、役員表彰を受賞した河野孝夫氏、優良技術者表彰を受賞した会員企業の技術者11人に対して、児玉会長から表彰状と記念品が贈られた。児玉会長は、長年にわたる受賞者の努力と功績を称え、「今後も当協会、ひいては舗装業界の発展に尽力してもらいたい」と呼び掛けた。

 受賞者を代表して謝辞を述べた河野氏は、「受賞は身に余る光栄であり、これもひとえに会員各位、会社、諸先輩の御指導・御鞭撻のたまもの」と感謝の意を示すとともに、「栄えある受賞を肝に銘じて、それぞれの立場で、職務遂行のため、そして安全・安心な社会資本づくりのために一層精励する覚悟」と意気込みを語った。

 優良技術者表彰の受賞者は次のとおり(敬称略)=▽吉村浩一(大淀開発)▽久木元慎吾(旭洋建設)▽湯淺剛太郎(前同)▽池田秀則(坂口建設)▽熊倉太一(坂下組)▽長町法和(森都工業)▽中武裕也(前同)▽甲斐貴文(大洋建設)▽倉田辰治(富岡建設)▽日髙寿美(藤元建設)▽小川秀治(吉原建設)。