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水産教育・研修C、東京久栄が設計落札 宮崎県

 宮崎県農政水産部水産政策課は、4月19日に指名競争で「宮崎県水産教育・研究センター増養殖支場(仮称)施設整備設計業務」の入札を執行し、東京久栄が1億0440万円で落札した。延岡市の水産振興協会に水産研究・教育センター増養殖支場を設置するにあたり、施設整備に係る設計や測量、潜水探査、土質調査を委託する。

 水産試験研究分野に於いて、スマート水産業や水産資源の利用管理に関する技術開発、放流・養殖用優良種苗の生産技術開発、ニーズに即した水産加工技術が求められている一方、現在の水産試験場や水産振興協会の共通施設の老朽化が進んでいることから、水産試験場(本場)の機能を高等水産研修所や水産振興協会に統合・再編する計画。

 このうち、延岡市の水産振興協会には、水産試験場の増養殖部を併設した「水産研究・教育センター増養殖支場」(仮称)を設置する。閉鎖循環システムや調光・調音システムなどの高度な飼育設備を有する育種研究棟(研究施設)と高度飼育棟(親魚養成・種苗生産施設)、自然導入方式の取水設備、作業棟、管理棟などを新たに整備する。

 当該業務では、取水設備(ポンプ室・着水槽・取水管)、高度飼育棟、育種研究棟、管理棟、作業棟、電気室のほか、敷地内の電線路や送水管等の外構に関する基本設計を委託する。取水設備に関連して、既存の飼育施設も含めた取水流量計画を基に、既存ろ過機との接続や全飼育施設への海水供給を踏まえた配管検討等の設計も行う。

 業務の委託期間は2025年2月28日まで。入札の指名業者は、東京久栄、センク21、アルファ水工コンサルタンツ、国際航業の4社。予定価格は1億1426万2000円、最低制限価格は9209万6456円だった。

 設計条件に基づく各施設の規模等は次のとおり。
▽高度飼育棟(新設)=延べ面積934㎡、種苗生産水槽80m3×4面(RC造)、親魚成熟水槽80m3×1面(前同)、魚成熟水槽80m3×1面(前同)
▽育種研究棟(新設)=延べ面積473㎡、親魚水槽80m3×1面(RC造)、中間育成水槽30m3×2面(前同)、種苗生産水槽1.4m3×4面(FRP製)、種苗生産水槽0.2m3×6面(前同)、親魚養成水槽1.2m3×2面(前同)、種苗生産水槽0.2m3×8面(前同)
▽管理棟(新設)=延べ面積1008㎡(執務室、会議室、研修室、書庫・倉庫、トイレ、更衣室、休憩室、魚病指導センターほか)
▽作業棟(新設)=延べ面積430㎡(作業室、冷凍冷蔵庫、駐車スペースほか)
▽電気室(新設)=延べ面積98㎡
▽取水ポンプ室(新設)=延べ面積54㎡
▽海水ろ過機=新たに整備する取水設備等への切り替え
▽外構=場内出入口スロープ・フェンス・門扉・擁壁、駐車場アスファルト舗装及び区画線、場内側溝ほか
▽取水管工事=取水流量488.4m3/時、自然導入方式(着水槽)、推進管工法、コンクリート管(φ1000)160m
▽撤去工事=管理棟、屋外産卵棟、クルマエビ飼育棟、アワビ飼育槽、アワビ採苗棟、アユナンノクロロプシス水槽、作業棟、倉庫・車庫ほか。