串間市は、経年劣化が進む「市営あさひが丘住宅」の建て替えに向けて、2024年度に残る2棟(RC造2階建延べ350㎡程度)の建設工事を行う。計画では、第1四半期に建築主体工事(屋外附帯工事含む)や電気設備工事、機械設備工事の発注を予定。24年度当初予算に、事業費として6億7149万円を計上している。
施設や設備の老朽化が進む市営あさひが丘住宅(串間市大字西方6897-1)に関しては、23年度から建替事業に着手している。同事業では、解体済みの第1住宅の跡地に、A棟及びC棟(S造2階建延べ350㎡程度×2棟)、B棟及びD棟(RC造2階建延べ350㎡程度×2棟)の合計4棟に集約して建て替える。
23年度には、A棟及びC棟の建設工事をそれぞれ発注し、現時点でいずれも完成している。A棟の建築主体工事はまつとみや、C棟の建築主体工事(造成含む)は津曲建設、両棟の電気設備工事は吉田電気商会、同じく機械設備工事は増田建設が施工した。
24年度の発注見通しでは、残るB棟及びD棟を1件にまとめたうえで、▽建築主体工事(屋外附帯工事含む)▽電気設備工事▽機械設備工事―にそれぞれ分離し、指名競争入札で第1四半期に発注するとしている。工期は建築主体工事が約9カ月、電気設備工事と機械設備工事が約7カ月を見込み、24年度中の完成を目指す。