▲写真は講習会の模様
解体やはつり工事等を行う宮崎市の株式会社克楗組は4月16日、宮崎県建設技術センターで「ウォータージェット工法(WJ工法)」の実演講習会を開催した。県内各地から官公庁や建設コンサル業の技術者など30人余が参加し、コンクリート構造物の表面処理を行うWJ工法について、理解と見識を深めた。
WJ工法は、低振動・低騒音の超高水圧の衝撃力と水流により、アスベスト調査や除去、高速道路や橋梁やトンネル等のコンクリート構造物補修におけるのはつり工事等を行う工法。主に水のみを使用するため、粉塵発生の抑制や排水処理が容易なため現場環境の保護にも貢献する。
講習会当日は、コンクリート供試体を使用して、はつりや表面処理に関するデモンストレーションが行われたほか、日本建設機械施工協会・施工技術研究所の谷倉泉技術長による工法講演会も行われた。
同社の加治木雅人専務は、「発注機関のNEXCOでウォータージェット工法が現場において標準施工となりつつある中、昨年に自社で機械の導入を決意した。現在、宮崎、九州をはじめ全国エリアで依頼をいただいている。人、現場、環境にやさしい工法として、ぜひ活用してもらえれば」と話す。
問い合わせは、克楗組(〒880ー1604宮崎市清武町船引229番地1、電話0985ー34ー9180)まで。