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会長に池田博氏を再選 西都地区建設業協会

           

▲写真は挨拶する池田会長、総会の模様

 西都地区建設業協会(池田博会長)は4月25日、西都建設会館で2024年度の「定期総会」を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算、24年度の事業計画及び収支予算を原案どおり承認。任期満了に伴う役員選任では、池田博氏を会長に再選した。

 挨拶に立った池田会長は、急速な円安に伴うエネルギー価格や資材価格等の上昇が、地域建設業にも影響を及ぼしているとした一方で、自然災害の激甚化により建設業の役割が見直され、人件費や資材費の高騰、担い手不足等の諸問題が注目されていると指摘。

 4月から建設業に適用された時間外労働の上限規制や完全週休2日制の導入により、生産性が低下する恐れがある問題についても言及。発注機関に安定した予算の確保等を求めていくとともに、将来の担い手の確保に対しても尽力していく考えを示した。

 議案審議では、23年度事業報告及び収支決算、24年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。役員選任では、会長に池田博氏を再選したほか、副会長に河野孝文氏(河野建設)、阿萬憲二(阿萬建設)の両氏を再選した。

 24年度の事業計画では、▽発注機関との意見交換会▽担い手確保のための出前講座等の展開▽国会議員・県議会議員への業界意見の反映▽秩序ある協会維持に向けた会員相互の協調性の確立▽会員のための各種講習会の開催―に取り組むことを確認した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=池田博(伊達組)
▽副会長=河野孝文(河野建設)、阿萬憲二(阿萬建設)
▽理事=佐伯万樹(佐伯建設)、仁科聡一郎(仁科産業)、中野拓哉(中野)、伊達眞一(伊達土木)、橋本吉朗(橋本組)
▽監事=黒木誠二(黒木忠建設)、安藤寛(安藤建設)。