▲写真は挨拶する有嶋会長、総会の模様
串間市建設業協会（有嶋由紀夫会長）は４月２５日、串間市建設会館で２０２４年度「第７５回通常総会」を開催した。総会では、２３年度事業及び収支決算、２４年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案について慎重に審議を行い、いずれの議案も原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、有嶋由紀夫氏を会長に再選した。
総会で挨拶に立った有嶋会長は、今年１月に発生した能登半島地震や羽田空港で起こった航空機事故の犠牲者に哀悼の意を示すとともに、災害や事故はいつでも誰にでも起こりうるとして、いざという時のために普段からの備えを心掛けて欲しいと呼び掛けた。
一方で、業界の明るい話題として、東九州自動車道の南郷～奈留間が事業化されたことに言及。今後も、県協会と連携を図り、関係各省や県選出の国会議員、県議会議員、県、市に対して、建設業の経営健全化のための施策を要請していく考えを示した。
有嶋会長を議長に選出して行われた議案審議では、２３年度事業及び収支決算、２４年度事業計画案及び収支予算案、役員改選などの議案を慎重に審議し、全議案を満場一致で承認可決した。このうち、任期満了に伴う役員改選では、会長に有嶋由紀夫氏、副会長に吉田一徳氏と畑山典秀氏を選出した。
２４年度の事業計画では、東九州自動車道（日南～串間～志布志）の早期事業化、新規事業の誘致及び発掘活動の継続、会員優先受注の促進、最低制限価格の引き上げを関係機関に要請するほか、安全管理体制の確立を目的とした安全推進大会及び安全パトロールの実施、技術力向上を目的とした講習会に取り組むことを確認した。
＊新役員は次のとおり（敬称略）
▽会長＝有嶋由紀夫（有嶋建設）
▽副会長＝吉田一徳（吉田建設）、畑山典秀（畑山建設）
▽理事＝津曲道孝（大平開発）、池島正浩（大洋建設）、山内浩樹（山内建設）、河野義直（松浦建設）
▽監事＝増田健雄（増田建設）、髙橋敏（高橋工務店）。