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工事成績の加点評価、24年度末まで延長 宮崎県

 宮崎県は、不調・不落対策の一環として、災害復旧工事等を対象に工事成績点に一律2点を加点する特例措置の適用期間を延長する。今年3月31日までに発注手続きを行う工事を対象としていたが、地域によっては引き続き、不調・不落の発生が懸念されることから、2025年3月31日までに発注手続きを行う工事に延長する。

 22年9月の台風14号による災害復旧及び補正予算等の執行に伴い、建設工事の発注件数が増大したことから、県は不調・不落対策として、23年1月から工事成績評定の特例措置を実施している。

 特例措置の対象工事は、公共三部(県土整備部・農政水産部・環境森林部)が発注する災害復旧工事(公共災害関連事業を含む)のほか、農政水産部が発注する▽畑地かんがい工事▽用排水工事▽ほ場整備工事▽防災ダム工事▽農道工事▽ストマネ工事―、環境森林部が発注する▽治山工事▽林道工事▽自然公園整備工事―。

 特例措置の対象工事に関しては、入札公告(指名通知)に於いて「不調・不落対策における工事成績評定の加点対象工事」と明記する。総括監督員の考査項目「特例措置」で2点を加点評価する(総括監督員の評定比率20%は掛からない)。対象工事の一覧や詳細は、宮崎県公共事業情報サービスで確認できる。

宮崎県の発表資料