建設ネット企画画像 四角 四角

各社の新技術や新製品をPR 宮崎県新技術発表会

      

▲写真は発表会の模様

 公益財団法人宮崎県建設技術推進機構は2月29日、宮崎県企業局庁舎の県電ホールで2023年度「宮崎県新技術発表会」を開催した。発表会には、県内の建設会社や建設コンサルタント会社、行政の技術系職員ら約40人が参加。宮崎県新技術活用促進システムに掲載されている新工法や新製品について、理解と見識を深めた。

 発表会は、新技術活用促進システムに掲載されている工法や製品等を紹介し、新技術の活用促進を図るとともに、更なる開発及び登録を促すために目的に開催しているもの。

 挨拶で宮崎県県土整備部技術企画課の松山重保氏は、中長期的な担い手の確保・育成や時間外労働の上限規制、建設資材の高騰など、建設業界に山積している課題を踏まえ、今回の発表会が課題解決の糸口となることに期待を込めた。

 発表会では、事前に応募のあった5者が新工法及び新製品等に関するプレゼンテーションを実施。株式会社共立電照(宮崎市)は、優れた耐久性や蓄電効率を有するソーラー充電式LED街路灯「恵みの光」の特長や導入実績を紹介するとともに、防災型道路照明ポールの「消えない道路照明」もあわせて紹介した。

 大和物産株式会社(宮崎市)は、鋼矢板引き抜き時の周辺地盤への影響を大幅に軽減する「土留部材引抜同時充填注入工法(GEOTETS工法)」の特長や施工実績を説明。従来工法と比較し、周辺地盤への影響や地中障害物として残留しないこと、コスト等の面で優れていることを紹介した。

 株式会社F・C(宮崎市)は、▽ひび割れ▽わだち掘れれ▽平坦性▽距離▽IRI(乗り心地)―を同時に計測できる路面性状計測車「メジャーロードカー」の特長を説明。株式会社F・Cガード(前同)は、スマートフォンからリアルタイムで現場の映像を確認できるソーラー式監視カメラシステム「みるかめ君」などを紹介した

 また、株式会社エフイ石灰技術研究所(福岡県)は、均一性の高い弾性的な支持地盤の形成が可能で、不同沈下の抑制面で優れている「Fe石灰改良基礎工法」を紹介した。会場横のロビーでは、プレゼン企業の5社が展示ブースを出展し、説明を聞きに来た参加者に新工法及び新製品の概要や特長などをPRした。