▲写真は贈呈式の模様
宮崎県高岡土木事務所(椎葉倫男所長)は3月15日、同事務所で感謝贈呈式を開催した。2023年度の災害発生時に道路や河川の緊急安全対策を行い、地域の安全・安心の確保に尽力した溝口建設株式会社、有限会社高橋建設、株式会社吉野土木、株式会社藤元建設の4社のほか、河川環境保護に貢献した個人1人に感謝状を贈った。
感謝状贈呈式は、県土整備行政における各種工事や県の施策に対する貢献等の取り組みを行った企業や個人に対して、感謝の意を伝えるために実施したもの。
溝口建設は、県道宮崎須木線の保坂地区で発生した道路決壊に於いて、迅速かつ的確に応急対策を実施。高橋建設、吉野土木、藤元建設の3社は、大淀川水系深年川の護岸決壊に際して、大型土のう等による応急対策を迅速かつ的確に行った。こうした各社の献身的な取り組みが、地域住民の安心・安全な生活の確保に繋がった。
一方、個人で受賞した中原幸典氏(深年川を魅力ある川にする会)は、身近な水辺モニター員として深年川を日々観察し、河川の環境の変化をいち早く捉え、情報を提供するなど、河川環境保護に貢献した。
贈呈式で椎葉所長は、各社と個人の取り組みを称え、代表者に感謝状を贈呈。「地域住民の安心・安全、豊かなくらしを実現することが行政としての責務であり、今後も最大限の努力を続けていく」と述べ、活動に対する支援と協力を求めた。
出席者を代表して挨拶した溝口建設の溝口雅之代表取締役は、社会インフラの整備・維持管理や災害対応といった建設業が社会に果たす役割を踏まえ、「地域の安心・安全のため、全社を挙げて一層、努力と精進を続けていきたい」と意気込みを語った。