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外国人雇用、建設業の増加率最高に 宮崎労働局

 宮崎労働局は、県内における外国人雇用の届出状況(2023年10月末時点)をまとめた。県内の外国人労働者数は7021人で、前年から1405人増えた。産業別では、製造業の2908人(同635人増)が全体の約4割を占め、農業・林業の992人(155人増)、建設業の760人(244人増)が続いた。前年からの増加率は、建設業が最も高かった。

 外国人雇用状況の届出制度では、雇用管理の改善や再就職支援などを目的に、全ての事業主に外国人の雇入れ・離職時に、氏名、在留資格、在留期間などを確認し、厚生労働大臣(ハローワーク)に届け出ることを義務付けている。宮崎労働局では、23年10月末時点で事業主から提出のあった届出件数などを集計した。

 集計結果によると、県内で働く外国人労働者数は、前年比25.0%(1405人)増の7021人。07年に届出制度が義務化されて以降、過去最高を更新した。

 建設業で働く外国人労働者数は、前年から244人増えて760人となり、建設業の増加率(47.3%)が全産業で最も高かった。外国人を雇用する事業者数は232社で、前年から38社(19.6%)増えた。国籍別では、ベトナムの371人が最も多く、インドネシアの236人、ミャンマーの62人、フィリピンの39人が続いた。

 在留資格別の外国人労働者数は、技能実習の622人が最も多く、専門的・技術的分野が101人(うち特定技能56人)、永住者・日本人の配偶者・定住者など身分に基づく在留資格が19人、ワーキング・ホリデー等の特定活動が17人となった。

 事業所の規模別に見た全産業の外国人雇用事業所数と外国人労働者数は、いずれも30人未満の事業所が最も多く、事業所全体の63.0%、外国人労働者全体の41.4%を占めた。100~499人未満規模の事業所で増加率が最も高かった。