延岡市は、▽西出北通線道路改良事業▽大貫第3地区及び塩浜第2地区の急傾斜地崩壊対策事業▽桜小路野地線道路改良事業▽鷺島橋橋梁修繕▽若葉通線法面修繕―の事業概要をまとめた。ホームページや各事業の担当課、各総合支所及び支所などで公開し、市内居住者等を対象に2月26日まで意見を募集する。
西出北通線道路改良事業(出北外)は、道路両側の歩道が車道よりも高いマウントアップ形式で、歩道面が上下を繰り返す「波打ち歩道」となっていることから、波打ち歩道の解消と併せて車道舗装をやり直す。整備延長は880mで、全体事業費は3億2300万円。24年度に詳細設計、25~29年度に道路改良を行う。
大貫第3地区及び塩浜第2地区の急傾斜地崩壊対策事業は、崖崩れ発生の危険が懸念される両地区に於いて、地元住民が安心して暮らせるよう、早急に対策を講じるもの。現在、工事実施に向けた測量及び設計を行っている。
事業概要と全体事業費は、大貫第3地区が法面工1176㎡(L=200m)に対して約1億0100万円、塩浜第2地区が法面工2660㎡(L=80m)に対して約1億4000万円。両地区ともに、24~25年度に分けて工事を実施する。
桜小路野地線道路改良事業(大貫町)は、新宮崎県体育館の南側に隣接する2級市道であり、周辺に多くの官公庁施設等が所在するが、県道稲葉崎平原線との交差点に右折レーンが整備されておらず、交通渋滞が懸念されることから、路線の整備を図る。
整備延長は420mで、全体事業費は1億9820万円。事業期間は21~25年度を計画している。23年度までに詳細設計や用地測量・物件調査・土地鑑定・用地買収等を実施しており、24~25年度に道路改良工事を行う。
大瀬川の河口に位置する鷺島橋は、浜砂地区と方財地区を結ぶ橋梁として1964年に架設。20年度に実施した橋梁点検で、本体構造に著しい影響を及ぼさない程度の塗装の劣化や伸縮装置の変動等が確認されたため、予防保全の観点から修繕を行う。
全体事業費は6億5300万円で、修繕期間は23~28年度。23年度に塗装塗替(942㎡)を行っており、24年度以降に塗装塗替(4748㎡)、伸縮装置取替(L=44m)、コンクリート断面修復1式、防護柵取替(L=551m)を行う。
平原町及び若葉町に位置する2級市道の若葉通線は、20年度に法面点検を行った結果、モルタル吹付部にクラック等の変状が見受けられたため、22年度に詳細調査及び補修設計を行い、23年度から法面修繕工事を実施する。
修繕工法は「増厚吹付工+空洞充填工+補強鉄筋工」で、施工面積は8300㎡。全体事業費は3億4300万円で、23年度に法面修繕工1300㎡(5200万円)を施工した。24年度以降に残る7000㎡を施工し、27年度の完成を目指す。