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学校照明一斉LED化へ、市場調査を実施 宮崎市

 宮崎市は、市内学校施設に於ける照明設備の一斉LED化を検討するにあたり、サウンディング型市場調査を実施する。複数年リース方式での実施を想定し、事業規模や手法、効果、仕様等を調査するため、民間事業者を対象に意見や提案を募る。2月1日~3月1日にサウンディングの参加申し込みを受け付ける。

 宮崎市は、2050年までに温室効果ガスの実質排出量ゼロとする「ゼロカーボンシティみやざき」を目指しており、学校施設の照明器具をLED化することで、脱炭素化に貢献する必要がある。ただし、現状では照明器具の改修に併せて随時LEDを導入していることから、未だにLED化されていない施設が多数ある。

 こうした状況を踏まえ、学校施設に於ける照明設備の一斉LED化に際して、初期費用を抑え、かつ早期にLED化を完了するため、「複数年リース方式」で事業の実施を検討している。一方で、児童の安全及び学習環境を確保した上での事業となることから、サウンディング型市場調査を通じて諸条件を整理する。

 事業概要案によると、対象は宮崎市内の70の小中学校。リース方式を採用し、リース期間終了後は対象設備を市に無償譲渡する。事業期間は10年程度。受注者の業務範囲は、①改修工事及び関連業務②改修工事の工事監理業務③工事に関する手続き及び関連業務④リース契約の事務手続き⑤当該設備の維持管理業―とする。

 市場調査で市が求める提案内容は、▽リース料と電気料金削減額▽事業に要する期間(公募から契約締結、契約締結から改修完了)▽類似する過去の実績▽地元事業者の活用▽リスク分担▽参加の意向―など。事業中の安全確保の観点から、事業概要案について最善の条件や仕様等に関する意見・提案も求める。

 サウンディングの対象者は、事業の実施主体となる意欲を有する法人または法人のグループ。希望者は、参加申込書に必要事項を記載し、3月1日までにメールで送信するか、みやざきCITY PORTの専用フォームから申し込む。個別対話の実施期間は3月4日~19日。WEB会議での参加も可能。時間は1時間程度。

 調査の実施要領や参考資料は、宮崎市のホームページ(ホーム→産業・事業者→公民連携→窓口→[みやPORT]公民連携指定テーマ一覧)で確認できる。申し込み及び問い合わせ先は、教育委員会学校施設課(電話0985-85-8604、メール45sisetu@city.miyazaki.miyazaki.jp)。

募集シート