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原則全工事が対象、24年度から週休2日 小林市

 小林市は、営繕工事や災害時の応急工事等を除く原則として全ての建設工事を対象に、2024年度から「週休2日工事」を本格適用する。基本的に発注者指定型を採用し、当初設計段階で補正係数を乗じて予定価格を算出。4週8休を達成できなかった場合には、工事完成後に補正分を減額して変更契約する。

 宮崎県等の取り組みを参考に、制度の趣旨や用語の定義、実施手続き、補正係数等を示した実施マニュアルをまとめ、2月1日付でホームページで公開した。

 建設業は他の産業と比較して労働時間が長く、休日数が少ないことが課題となっている。24年4月から時間外労働の上限規制が適用されることも踏まえ、労働者の健康確保やワーク・ライフ・バランスの改善といった就労環境の改善を図り、将来の担い手確保に繋げるため、市発注工事で週休2日工事を実施する。

 週休2日工事の対象は、営繕工事や災害時の応急工事など、週休2日を確保することが困難な工事を除く、原則として全ての建設工事。入札公告(指名通知)や特記仕様書に、週休2日の対象工事であることを記載する。

 週休2日の定義は「4週8休以上の現場閉所を行ったと認められる状態」、4週8休以上は「対象期間内の現場閉所日数の割合(以下、現場閉所率)が28.5%(8日/28日)以上の水準に達する状態」と定義する。降雨や降雪などによる予定外の現場閉所日についても、現場閉所日数に含めることとする。

 受注者は、施工計画書に週休2日を前提とした計画工程表を付けて発注者に提出。計画工程表には、対象期間と現場閉所日を明記する。週間工程表等で現場閉所の状況を共有できる場合は、毎月の確認は不要とする。週休2日の取組結果について、工事打合簿に現場閉所実績が記載された実施工程表等を付けて発注者に報告する。

 当初設計から労務費・機械経費(賃料)・間接工事費・市場単価の補正の4週8休以上の補正係数を乗じて予定価格を算出し、工事完成後、現場閉所率が4週8休未満となった場合は、補正分を減額して変更契約する。

 補正係数は、▽労務費=1.05▽機械経費(賃料)=1.04▽共通仮設費率=1.04▽現場管理費率=1.06(農業農村整備事業は1.09)。マニュアルではこのほか、鉄筋工で1.05、法面工で1.02、吹付枠工で1.03、鉄筋挿入工で1.03、道路植栽工事で1.05などとする市場単価の補正係数も示した。

実施マニュアル