建設産業の働き方改革を推進するため、宮崎県は12月19日に「建設ディレクター」実践企業講演会をオンライン形式で開催する。女性雇用と働き方改革を目的に建設ディレクターを導入し、わずか2年弱で残業ゼロと書類業務移管6割を達成した株式会社西九州道路(江頭一樹代表取締役、佐賀県佐賀市)の事例を紹介する。
建設ディレクターは、現場技術者が行っている施工データの整理や処理、提出書類の作成、写真測量や3次元設計といったICT業務を担い、現場技術者をバックオフィスから支援する人材。専門スキルを身に着け、現場とオフィスをつなぎ、支援することで、技術者が現場の品質管理や技術の継承などに集中できる環境を構築する。
講演会では、西九州道路の江頭代表取締役が、技術者と建設ディレクターの担当業務決定をはじめ、社内の教育体制を構築した事例や、技術者の残業時間減、若手の定着や女性技術者の新規雇用など、建設ディレクターの導入がもたらした効果を紹介する。
時間は13時から14時10分まで。参加無料。受講対象は建設業者で、定員は50人(先着順)。受講希望者は、専用のQRコードや専用サイト(https://shinsei.pref.miyazaki.lg.jp/5hwZQf3W)から申し込む。問い合わせ先は、宮崎県県土整備部管理課(電話0985-26-7169、メールkanri@pref.miyazaki.lg.jp)。
《講演会の開催案内》