▲写真は贈呈式の模様
宮崎市の江坂設備工業株式会社(鳥山貴生代表取締役)と建築資材卸売等の合資会社江坂商会(鳥山純代代表社員)は、宮崎市や宮崎市社会福祉協議会、日本赤十字社宮崎市地区に寄附金等を贈呈した。両社の代表が12月19日に宮崎市役所を来庁し、清山知憲市長から長年の寄付行為等に対する感謝状が贈られた。
市民活動や文化芸術活動の推進、児童福祉の向上に役立ててもらおうと、江坂グループは定期的に関係機関への寄附を実施。さらに、江坂設備工業は、市内小学校のトイレを洋式化する「スマイルトイレプロジェクト」に取り組んでおり、これまでに22校46基のトイレ洋式化と多目的トイレ1基の設置を無償で行っている。
今回は、宮崎市の▽市民活動支援基金▽文化芸術振興基金▽子どもの未来応援基金―に加え、宮崎市社会福祉協議会と日本赤十字社宮崎市地区に総額83万円を寄附したほか、江坂設備工業が池内小学校のトイレ洋式化改修工事(4基)を行った。
19日には、各種基金の趣旨に理解を示し、多額の寄付を行ったことや、小学校の洋式トイレの普及に対する貢献を称え、清山市長が両社に感謝状を贈呈。これとあわせて、江坂グループの長年の功績を称え、市制100周年に係る功労者への感謝状も贈った。
挨拶で清山市長は、市民活動や文化芸術分野、赤十字社など、様々な分野に多額の寄附を行っていること、また、スマイルトイレプロジェクトを通じて、学校トイレの洋式化に多大な貢献があったことに感謝の意を示し、江坂グループの更なる発展を期待した。
江坂設備工業の鳥山社長は、社業で生じた利益を地域に還元する重要性を強調しつつ、「必要な所や困っている所で役立てていただければ」と話した。一方、江坂商会の鳥山代表社員は、寄附を始めた創業者である先々代、それを受け継いだ先代の思いを自身も引き継ぎ、今後もこうした取り組みを継続していく考えを示した。