諸塚村は、村内で大型風力発電所を運転するENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(以下、ERE)と包括連携協定を締結する。村が協定を結ぶ企業は今回で8者目。地方創生の実現に向けて、地域資源の保全や持続可能な生産推進など、相互の取り組み強化につなげる。12月11日に村役場で調印式を行う。
人口減少や少子高齢化といった課題が山積する中、持続可能な村づくりに向けて、村は2019年から地域資源を活用する企業・団体等と連携し、社会的な課題の解決に取り組む包括連携協定を締結。豊かな地域資源に恵まれ、これを育ててきた先人に敬意を表すとともに、若い世代の未来に繋がる新しい地域づくりを推進している。
一方、全国で再生可能エネルギー発電所の開発・運営を行うEREは、2016年に宮崎県初となる大型風力発電所「中九州大仁田山風力発電所」、23年には「第二中九州大仁田山風力発電所」の商業運転を開始している。村とEREが互いの強みを活かし、協働で地域課題に取り組むため、包括連携協定を締結する。
協定では、①地域資源の保全、持続可能な生産推進および利活用に関すること②諸塚村内の児童生徒の地域学習および人材育成に関すること③人材育成のための双方の職員の交流に関すること④地域の安全・安心の確保や災害時の支援に関すること⑤双方が掲げるSDGsの目標に関すること―などに連携して取り組むとしている。