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新技術・新工法活用促進へ、宮崎市で説明会 九地整

          

▲写真は説明会の模様

 国土交通省九州地方整備局は12月9日、宮崎市内で2024年度「新技術・新工法説明会」を開催した。説明会には、県内の建設会社や建設コンサルタント会社、行政の技術系職員ら約80人が参加。新技術活用スキームの概要や新技術情報提供システム(NETIS)に掲載されている新技術・新工法について見識を深めた。

 説明会は、社会資本整備に寄与する新技術や新工法を周知し、更なる活用を図るとともに、新たな技術開発を促進するため、各県で開催しているもの。開会挨拶で九州技術事務所の黒田浩章副所長は、こうした説明会の開催趣旨などを説明した。

 NETISの活用状況等を報告した九州技術事務所の山下信一技術開発対策官は、九州管内に於ける23年度の活用技術数が4020件だったこと、仮設工での活用が最多だったことを説明。宮崎県県土整備部技術企画課の木田昌志氏は、宮崎県建設技術推進機構が運営する新技術等活用促進システムの機能や掲載技術の区分などを紹介した。

 プレゼンテーションでは、県内外で採用実績がある16の新技術・新工法の特徴等を説明。株式会社不動テトラは、従来のCI-CMC工法に高トルクインバータモータを登載し、換算N値100程度の超硬質地盤に於いても攪拌混合可能な深層混合処理工法「CI-CMC-HG工法」(QS-200009-A)を紹介した。

 ニチレキ株式会社は、ひび割れやわだち掘れに強い改質アスファルト「シナヤカファルト」(QS-200025-VE)の特性を解説。株式会社F・Cガードは、移動式LED看板「フリーダムディスプレイ」(QS-210062-A)を紹介し、文字や図形、動画を任意の設定で表示し、自動で表示を切り替えられることを説明した。

 その他のプレゼン技術は次のとおり▽エポコラムTaf工法(地中障害物混在地盤対応地盤改良工法)▽硬質層対応GIコラム工法(GIコラムHL工法)▽国産環境型レンガ「BYブリック」▽コンクリート打設管理システム「PERI InSite Construction」▽UAV画像によるクラウド型写真測量サービス「KUMIKI」▽ダイナミックレジン クリアタフレジン工法▽省工程剥落防止対策「STUクリアシート-S工法」▽透明なはく落防止対策「ニュークリアクロス工法」▽鋼橋の小規模補修用省工程塗料「超厚膜無溶剤系セラミックエポキシ樹脂塗料」(ブラッシャブル-エス)▽GFRP(VI成形)ボックス桁橋▽ライトバリア▽テラグリッド補強土工法▽塩害対策用アデムウォールパネル。