▲写真は会場の模様
宮崎県中小企業団体中央会青年部(上之原彰会長)は11月3日、宮崎市内の商業施設で「第8回みやtheキッズモール」を開催した。中央会青年部に所属する団体のほか、青年会議所や商工会議所青年部が職業体験ブースを設置。各地から家族連れなど約1000人が来場し、子ども達が楽しみながら様々な仕事を体験した。
イベントは、子ども達に様々な仕事があることを知ってもらい、県内中小企業に於ける人材確保及び定着支援等につなげようと、中央会青年部が毎年開催しているもの。宮崎県中小企業団体中央会、宮崎県商工会議所青年部連合会、宮崎県商工会青年部連合会、日本青年会議所九州地区宮崎ブロック協議会が共催した。
会場内には、創意工夫を凝らした10のブースを出展。宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会は、工具袋を装着してスイッチ・コンセントを取り付けるコーナーや電気を使ったゲームコーナーを設置し、宮崎県防水工事業協同組合青年部は、マスキングテープとコーキングガンを使って防水工事を学ぶ体験コーナーを設けた。
宮崎県室内装飾事業協同組合青年部会のブースでは、様々な模様のフィルムを貼り付けたオリジナル下敷きの作成体験を実施。都城管工事協同組合青年部のブースでは、水道パイプを使ったパイプ椅子の工作体験を行った。このほか、自動車整備業や運送業、水処理業、印刷業、菓子製造業などの体験コーナーも設置した。
上之原会長は、従事者の高齢化や若年入職者の減少に伴い、専門工事業をはじめとする組合加盟企業に於いても人手不足が深刻化している現状を踏まえ、「子ども達だけでなく、保護者の方々にも、様々な職種や県内企業について理解を深めてもらう機会になれば」と期待を込めた。