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地元企業のものづくりを発信 みやざきテクノフェア開催

      

▲写真は会場の模様

 県内外の優れた技術や製品、学術研究機関の技術情報等を展示・紹介する県内工業の祭典「みやざきテクノフェア」(主催=一般社団法人宮崎県工業会)が、11月8日と9日の2日間、宮崎県体育館で開かれた。「いざ集結!宮崎で感じる最先端技術」をテーマに、地元企業や関係団体がブースを出展して、各者の技術や製品をPRした。

 みやざきテクノフェアは、本県産業の活性化や技術の高度化を促進し、工業の振興を図るとともに、県産技術及び製品の利用促進、受発注拡大促進、工業に対する意識醸成の場として開催しているもの。今年は48の企業・団体等がブースを出展した。

 株式会社共立電照(宮崎市)のブースでは、キッズ向けのLEDオブジェ製作体験に多くの子ども達が挑戦し、同社のLED照明を活用した閉鎖型植物工場「808MERA」で栽培したレタス3種を販売。また、LEDチップやコネクタ等のコア部分に完全防水を施した防災モジュールを備えたLED街路灯を展示・紹介した。

 F・Cグループの株式会社F・C(宮崎市)は、警備員の新任教育に用いられている警備員下層空間教育システム「トラフィックコンダクター」を展示し、来場者がVRゴーグルとコントローラーを装着して交通誘導に挑戦。屋外には、路面性状計測車(メジャーロードカー)やハンディプロファイラ(するするくん)を展示した。

 南九州向洋電機株式会社(宮崎市)は、産業クラスのレーザーマーキングをコンパクトサイズで加工できるファイバーレーザーや、彫刻・カット・カラー印刷を1台で行えるレーザー加工機を紹介。九州北清株式会社と株式会社小林衛生公社(小林市)は、太陽光パネルのリサイクルや廃ガラスを活用した土壌還元型資材を紹介した。

 会場内には、今年度の宮崎中小企業大賞受賞者のほか、都城工業高等専門学校、宮崎県立産業技術専門校、ポリテクセンター宮崎、宮崎県産業振興機構などもブースを出展。同時開催の「工業教育フェア」では、県内工業高校等の生徒が日頃の学習の成果をパネル等で発表するとともに、研究作品の体験コーナーを設置した。