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PPPセミナー開催、他県事例など紹介 宮崎県ら

          

▲セミナーの模様

 宮崎県と県内4市、2金融機関で運営する宮崎県・地域PPPプラットフォームは、10月29日に2024年度のセミナーを開催した。民間事業者や県内外の行政職員等が多数参加し、スモールコンセッションについて理解や見識を深めたほか、県内で実施、または実施を検討しているPPP/PFI事業について説明を受けた。

 宮崎県・地域PPPプラットフォームは、県内のPPP/PFI事業の推進を目的に、情報共有や手法活用に関する民間企業と地方公共団体の意見交換の場として17年度に設置。宮崎県・宮崎市・都城市・延岡市・日向市・宮崎銀行・宮崎太陽銀行で運営し、毎年、PPP/PFIをテーマとしたセミナーを開催している。

 セミナーの第1部では、株式会社福山コンサルタント本社事業部地域計画グループの山本英治氏が「スモールコンセッションで広がる地域の可能性~地域に根ざしたPPPの新しい形~」をテーマに講演。他県で行われているスモールコンセッション(小さなPFI)の事例を交えながら、これを推進するためのポイントなどを解説した。

 第2部では、▽檍地区交流センター整備運営事業[宮崎市]▽高岡温泉施設民間事業者選定事業+自然休養村センターサウンディング実施説明[前同]▽国富町総合保健福祉センター(仮称)整備事業[国富町]▽国富町プール・武道場(仮称)整備事業(Park-PFI事業)[前同]―について、担当者が事業概要などを説明。

 このうち、檍地区交流センターに関しては、10月7日に事業者の募集要項等を公表し、11月8日まで資格審査を受け付けていることを説明。高岡温泉施設に関しては、昨年7月に民間化の公募を行ったが、企画提案書の提出がゼロだったことから、不調の原因分析や公募要件の再考を行い、年内にも再公募を予定していることを説明した。