▲写真は講習会の模様
宮崎圧送協会(川野誠二会長)は9月28日、都農町内で2024年度の「実技講習会」を開催した。講習会には、▽栄和工業▽児玉圧送工業▽富士圧送▽黒満総建工業▽川野圧送建設▽延岡圧送▽高千穂リース―の7社から約60人が参加し、ホース内の残コン排出に係る作業手法や留意点などを学んだ。
宮崎圧送協会では毎年、法令で定めるコンクリートポンプ車の特別教育や安全技術講習を開催しているほか、本県独自の取り組みとして、現場条件を再現した実技講習を行っている。今回の講習会は、県内コンクリート圧送業界の更なる技術力の向上や、会員同士の交流促進などを目的に行われた。
開会挨拶で川野会長は、こうした講習の趣旨や目的、内容について説明を行い、「講習で学んだことを基本に進化させて、現場で活かしてほしい」と呼び掛けた。
今回の実技講習では、川野会長(川野圧送建設)と横山誠樹副会長(富士圧送)が、生コンの代わりに水を使って、上り・下り配管における逆転操作を用いたエアー押しによる残コン処理と、改良型エアー管によるスポンジを使用しないホース内残コンの排出について、実際に作業を行いながら解説した。
参加者は講師の説明を聞きながら、作業の手法や留意点などを熱心に学んだ。講習後には親睦会が催され、参加者同士が交流を深めた。川野会長は、「コロナ禍の影響で5年ぶりの実技講習となったが、今後も継続して開催していきたい」と話した。