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宮崎県にドローン寄贈、災害調査などに活用 九電工

      

▲写真は挨拶する藤枝支店長、贈呈式の模様

 株式会社九電工宮崎支店(藤枝浩執行役員支店長)は、地域社会貢献活動の一環として毎年実施している「さわやかコミュニティ旬間」に際して、宮崎県にドローン1機を寄贈した。10月24日に藤枝支店長が県庁を訪ね、佐藤弘之副知事に目録を手渡した。

 九電工グループでは、毎年10月の「さわやかコミュニティ旬間」に合わせて、公共文化施設等の清掃やグループの特色を活かした設備点検、高所の樹木伐採など、地域のニーズに応じた活動を展開している。「ありがとう、日頃の感謝を届けます」を標語に掲げ、15日~25日に行った今年度の活動には、延べ約1万人が参加した。

 宮崎支店に於いても毎年、学校施設での樹木の伐採ボランティアに取り組んでいるほか、これまでに県や市に対して、軽量型発電機や交通安全の横断旗、ステンレス水筒、ポータブル電源等を寄贈している。今年は、各地で頻発化・激甚化する自然災害を念頭に、発災後の被害調査などにも活用できるドローンを宮崎県に寄贈した。

 24日に行われた贈呈式で藤枝支店長は、同社が展開するさわやかコミュニティ旬間の趣旨を説明するとともに、昨今の台風や地震、線状降水帯による大雨といった激甚化する災害への備えとして、ドローンの寄贈を決めたことを説明。「被災した方々が一日も早く日常生活に戻ることができるよう、役立ててもらいたい」と挨拶した。

 これに対して佐藤副知事は、「とてもありがたい。しっかりと活用させていただく」と感謝の意を示し、災害発生後の被害調査や人が立ち入ることが難しいダム等の日常点検に活用する考えを示した。

 宮崎支店ではこのほか、11月に宮崎市内の中学校2箇所で、高所作業車による樹木の伐採ボランティアも計画している。