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宮工生に電気工事業の魅力PR 宮崎地区電気工組青年部

      

▲挨拶する島田理事長、富永部長、交流会の模様

 宮崎地区電気工事業協同組合青年部(富永申二部長)は10月24日、県立宮崎工業高等学校で2024年度の「学生交流会」を開催した。電気科2年生の生徒を対象に、電気工事業や地元企業の魅力をPRしたほか、グループディスカッションを通じて、青年部員が自身の経験を交えながら、将来の進路選択等についてアドバイスした。

 学生交流会は、進学や就職を控える学生の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業や地元企業をPRすることで安心して業界に入職してもらおうと、宮崎県電気工事業工業組合の青年部協議会が主体となって開催しているもの。

 開会式で宮崎地区電気工事業協同組合の島田博良理事長は、自身も含めて様々な場所で同校のOBが活躍していることを説明。交流会に参加する青年部員も、現場の第一線で活躍していることを紹介し、「電気工事に関する疑問や将来への不安など様々な質問を行って、電気工事業に対する理解と認識を深めてもらいたい」と述べた。

 宮崎工業高校の中別府勇治校長は、頻発化・激甚化する自然災害を例に、電気が災害からの復旧・復興や日常生活と密接に関わっていることを説き、「先輩方とふれあう中で、電気の大切さを再確認して」と述べた。青年部協議会の長友光広会長は、交流会の開催趣旨を説明し、生徒達に「ざっくばらんに話しを」と呼び掛けた。

 交流会では、電気工事に関する実演体験として、青年部員の指導のもと、ケーブルの切断や圧着、電線管の曲げ作業に挑戦。また、6つの班に分かれて行ったグループディスカッションでは、インターンシップで感じたことや電気工事業に対するイメージ、仕事の魅力ややりがい、労働環境などについて、青年部員と生徒が意見を交わした。

 生徒からは、在学中にチャレンジできる資格や企業の給与・休暇体系に関する質問が寄せられたほか、県外からのUターン就職と卒業後に県内で就職するケースのいずれかを尋ねた質問に対しては、青年部員がそれぞれのメリットを説明するとともに、「いずれにしても、皆さんが安心して働ける環境をつくることが私達の責任」と応じた。

 富永部長は、交流会等を通じて「電気工事の楽しさやプロの技術を学び、感動を覚えてもらいたい」と話すとともに、「現場で活躍する技術者との対話を通じて、旧来のイメージとは大きく異なる現場の実情を正しく認識してもらい、生徒達の新しい発見に繋がれば」と期待を込めた。