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工業団地整備、高木北3工区は第4四半期 都城市

 都城市は、2024年10月更新の発注見通しで「都城インター工業団地高木北地区」「梅北インター工業団地」造成等工事の内容を変更した。このうち、梅北インター工業団地(1・2工区)と同(3・4工区)は、条件付一般競争で工事を公告済み。第4四半期に高木北地区(3-1工区)と同(3-2工区)の造成等工事を発注する予定でいる。

 都城志布志道路の2024年度全線開通をなどを背景に、同市では「地の利」の優位性が高まっており、好調な企業立地が継続していることから、更なる雇用の創出や地場産業の振興を目指して、アクセス性が良く、企業立地の要望が多いインターチェンジ周辺に、製造業や物流業への分譲を想定した新たな工業団地を整備する。

 都城インター工業団地高木北地区の総面積は約26㌶で、分譲面積は19㌶。総事業費は約59億円を見込み、対象地を3工区に分割し、22~29年度に整備する。このうち、1工区(開発区域6万2070㎡)の造成等工事は7月5日に条件付一般競争で入札を執行し、丸宮・真栄・相葉JVが5億0700万円で落札した。

 また、開発区域を5万2906㎡とする2工区は、9月12日に条件付一般競争で造成等工事を公告。都城市の入札参加資格で土木工事のA級に格付けされた3社で構成する特定建設工事共同企業体を対象に参加者を募集し、10月11日開札としていたが、不調となった。公告では、税抜の公表価格を5億5960万2000円としていた。

 発注見通しに新たに追加した3工区に関しては、開発面積を6.1㌶とする3-1工区、同8.4㌶とする3-2工区に分割し、条件付一般競争入札で第4四半期に発注するとしている。いずれも盛土工や道路工、緑地工各1式を施工し、3-2工区には調整池工も含む。建設工期は約54カ月を予定している。

 一方、梅北インター工業団地の総面積は約5㌶で、分譲面積は3㌶。総事業費は約9億円を見込み、対象地を4工区に分割して、23~26年度に整備する。

 市は9月26日、条件付一般競争入札で行う1・2工区造成等工事(開発区域=2万9831㎡)及び3・4工区造成等工事(開発区域=2万0647㎡)をそれぞれ公告。土木一式工事のA級に格付けされた3者で構成する特定建設工事共同企業体を対象に入札参加申請書等を受け付け、10月25日に開札するとしている。

 税抜の公表価格は、1・2工区が3億6972万8000円、3・4工区が2億5978万5000円。