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瓜生野小で奉仕活動、試乗体験も 宮崎地区建協青年部

      

▲写真は活動の模様

 宮崎地区建設業協会青年部(岩永敦嗣部長)は10月7日、宮崎市立瓜生野小学校で2024年度の奉仕活動を行った。活動には青年部のメンバー約30人が参加。敷地内の側溝に堆積した土砂の撤去や駐車場等の整地に心地良い汗を流したほか、同校の1・2年生を対象とした建設機械の試乗体験も行った。

 地域の環境改善や地域貢献活動に積極的に取り組んでいる青年部では、地元住民や子ども達に建設業を身近に感じてもらう「ふれあいの場」として、01年から宮崎市内の学校施設を対象とした奉仕活動を展開。活動は今年で24年目を数える。

 開会挨拶で岩永部長は、将来を担う子ども達の環境改善や、地域住民及び子ども達に建設業を身近に感じてもらえる「ふれあいの場」として、毎年、小中学校で奉仕活動を実施していることを説明。活動を通じて、建設業の魅力や重要性を発信するとともに、地元の子ども達から将来の建設業の担い手が生まれることに期待を込めた。

 早朝から行われた作業では、事前に学校から寄せられた要望に基づき、運動場の周囲に設けられた側溝に堆積した多量の土砂を、建機とマンパワーで丁寧に取り除いた。また、凹凸が生じていた校内の駐車場等に砕石を敷き均して、不陸整正も行った。休み時間中の子ども達が、熱心に作業を行う青年部員を見つめる姿も見られた。

 午後からは、建設機械の試乗体験も実施。授業を終えた1・2年生が運動場に集合し、青年部員とともにバックホウの運転席に乗り込んで操縦に挑戦したほか、空高く昇る高所作業車に試乗した。運動場には、子ども達の大きな歓声がこだましていた。なお、奉仕作業等で使用した建機は、太陽建機レンタルが無償で提供した。

 宮崎市教育委員会学校施設課の担当者は、学校の要望を踏まえ、適切な施設の維持管理に努めているが、予算や人員の制約もあり、どうしても手の行き届かない箇所があることを説明したうえで、「毎年、学校施設の奉仕活動を企画・実施していただき、とてもありがたい」と青年部の活動に対して感謝の意を示した。