▲写真は会場の模様
ものづくりの楽しさや大切さを広く県民に知ってもらおうと、宮崎県と宮崎県技能士会連合会、宮崎県職業能力開発協会は10月5日と6日の2日間、宮崎市の大型商業施設で「第42回技能まつり」を開催した。県内の技能士会などが体験コーナーを設置し、買い物客や親子連れにものづくりの魅力を伝えた。
5日には、宮崎県鉄筋業組合が手作業や電動工具による鉄筋の結線・切断体験を行うとともに、型枠技能士会がL型擁壁型枠の組立体験コーナーを設置。塗装技能士会は、木箱の塗装体験コーナーを設置し、参加した親子が好きな色に塗り上げた。塗装技能士会の入田修一会長は「子ども達に純粋に楽しんでもらいたい」と話した。
また、宮崎県板金工業組合は、銅板による一文字・折り鶴作成体験コーナーを設置。宮崎県造園技能士会は、サツキやツツジ等の植物と流木、石、苔を自由に組み合わせるミニ箱庭の作成体験を実施。造園技能士会の村岡慎一氏は、「自由な発想で楽しみながらオリジナルの作品を完成させてもらいたい」と話した。
翌6日には、宮崎県屋根工事組合連合会が干支がわらの製作体験、広告美術技能士会がカッティングシートを加工したお面の作成体験、左官技能士会が壁塗り材を使ったコテ絵の作成体験、建築大工技能士会が本立・花台の作成体験を行ったほか、とび技能士会が大勢の観客を前に、梯子乗りとまとい振りの実演を披露した。