宮崎市は、景観まちづくり推進大会として、２月１２日に「宮崎市景観賞［建築部門］」及び「まちなか花壇フォトスポットコンテスト２０２３」の表彰式を開催する。会場は宮崎市民プラザ４階ギャラリーで、時間は１０時から１１時まで。１階エントランスホールで受賞作品の展示会も行う。
景観賞［建築部門］は、宮崎市の豊かな自然や風土に調和し、優れた景観形成に寄与していると認められる建築物を表彰することにより、魅力ある景観の向上と景観に関する市民の意識向上を図ることが目的。昨年７月～９月に作品を募集し、選考委員会による審査を経て、各部門の受賞作品を決定した。
最優秀賞は、個人住宅部門が「阿波岐原の家」、医療施設部門が「くるみ皮膚科」、商業施設部門が「アマンダンブルー青島」の３作品。景観エフェクト賞はアミュプラザみやざき うみ館・やま館が受賞。審査員特別賞は、「釜揚げうどん重乃井」「株式会社加藤えのき事務所棟」「ＫＡＷＡＫＩＴＡ ＢＬＤ」が受賞した。
このうち「景観エフェクト賞」は、最優秀賞と同等の賞と位置付ける。各物件につき、所有者、設計者、施工者の３者が表彰対象となる。
一方、まちなか花壇フォトスポットコンテストは、若年層をはじめとした幅広い世代に、花と緑の景観に興味をもってもらうとともに、景観形成を担う業界の活性化を目的として、１１月２５日に宮崎駅周辺で開催されたイベント会場に設置する花壇のデザインを募集し、審査を通過した作品をイベントに合わせて制作した。
審査の結果、最優秀賞を県造・日造青年部、優秀賞をｕｅｋｉｎｏ．ｒｉｒｙと南九州大学、特別賞（宮崎愛あふれる特別賞）を株式会社橘緑地建設が受賞した。
■親子で作成体験、ワークショップ
このほか、同日午後からは同会場で、親子で参加する「景観ワークショップ」も開催。小学生を対象とした親子を対象に、▽竹灯ろう（一般社団法人宮崎建築士会）▽寄せ植え（公益社団法人日本家庭園芸普及協会認定グリーンアドバイザー）▽ウェルカムボード（宮崎県広告美術協同組合）―の作成体験を行う。
時間は１３時３０分～１５時３０分。参加費は５００円。募集人員は、各講座それぞれ１５組程度。３講座共通で宮崎県建築士会が景観クイズを実施する。１月２８日まで専用フォームから参加者を募集する。詳細は、宮崎市のホームページで確認できる。問い合わせ先は景観課（電話０９８５－２１－１８１７）。