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4年ぶり年始会、交流深める 宮崎県建築士会宮崎支部

      

▲写真は挨拶する福添支部長、会場の模様

 一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(福添勝郎支部長)は1月5日、2024年の「年始会」を宮崎市内で開催した。4年ぶりとなる年始会では、正会員や賛助会員、官庁の建設関連職員らが一堂に会し、年始の挨拶を交わしつつ、互いの交流を深めた。

 挨拶で福添支部長は、能登半島地震の被災地で応急危険度判定を行っている建築士会の仲間に敬意を表し、災害時に建築士の果たす役割の大きさを強調した。また、環境問題についても言及し、地球温暖化は建築業界も取り組むべき重要課題であるとして、カーボンニュートラルや温室効果ガスの排出削減に会として取り組むことを約束した。

 一方で、減少傾向が続く建築士人口の解消に向けて、「ものを作り出す」という建築の本来の魅力や建築技術の素晴らしさを発信し、技術者の増加に繋げていきたいと意気込みを語った。最後に、「日頃から地域の皆様と関わりをもち、いざという時に協力できるよう活動を続けていきたい」と話し、挨拶を締め括った。

 来賓を代表して、宮崎市の清山知憲市長(代読=帖佐伸一副市長)、国富町の中別府尚文町長が挨拶。鏡割りが行われ、宮崎県県土整備部の金子倫和次長による乾杯の音頭で祝宴に入った。参加者が新年の挨拶を交わす中、建築士試験に合格した会員の発表や福引抽選会が行われ、会場は大いに盛り上がりをみせた。