宮崎県は9月13日、企画提案競技で事業者を選定する「リース方式による県有施設太陽光発電設備導入事業」を公告した。温室効果ガス排出量の削減を図るため、県庁7号館(宮崎市旭1丁目3)及び延岡総合庁舎(延岡市愛宕町2-15)を対象に、リース方式で太陽光発電設備の設置及び貸し付けを行う事業者を公募する。
リース期間は、2024年3月1日~34年2月29日の20年間。設備の導入は24年2月29日までに完了させる。事業終了後、導入設備は県に無償で譲渡する。
月額のリース料(税抜)は、県庁7号館が3万2000円以内、延岡総合庁舎が8万1000円以内。当該事業では、設備の本体及び設置に係る工事費の2分の1以内を補助する。補助上限額(税抜)は、県庁7号館が200万円、延岡総合庁舎が1000万円。
リース料は、設備の本体及び設置に伴う工事費、運用、維持管理、租税公課など、事業の目的を達成するために必要となる一切の諸経費を含めるものとする。なお、事業費にかかる補助金相当額分をリース料から控除する。
参加資格は、日本国内に本社を有する単独の法人もしくは複数の法人で構成する共同事業者。専門技術者等の十分な業務遂行能力及び適切な執行体制や、企画提案書に基づく事業を円滑に遂行できる安定的かつ健全な財政能力を有しているほか、事業実施体制の中に第一種・第二種・第三種電気主任技術者を含めることを求める。
選定スケジュールは、▽質問受付期間=9月13日~10月10日▽参加申請等提出期間=9月13日~25日▽参加資格審査=9月26日▽参加資格審査結果通知=9月28日▽施設見学会=10月5日▽企画提案書等提出期限=10月13日▽プレゼンテーション=10月17日▽決定通知=10月18日―を予定する。
審査委員会が審査基準表に基づき企画提案を採点し、最も優れた企画提案者を事業予定者として決定する。評価項目と配点は、技術提案に関する事項(導入設備の内容、CO2排出量の削減効果、災害時非常時利用の内容)が20点、実施体制(遂行能力、リスク対応、事業実施や事業継続性に係る保証)が75点、実績が5点。
公募要領や仕様書、審査基準表、各種様式は、宮崎県のホームページで確認できる。提出先及び問い合わせ先は、環境森林部環境森林課ゼロカーボン社会づくり担当(〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号、電話0985-26-7084、メールkankyoshinrin@pref.miyazaki.lg.jp)。
《公募要領》