建設ネット企画画像 四角 四角

設計業務は隈研吾事務所 川原公園リニューアル

 公募型プロポーザル方式で「川原自然公園交流拠点施設整備事業基本・実施設計業務委託」の事業者選定手続きを進めていた木城町は、隈研吾建築都市設計事務所に事業者を特定し、8月31日付で契約を締結した。税込の契約金額は6930万円。川原自然公園のリニューアルに際して、施設整備に係る設計業務やランドスケープデザインを行う。

 小丸川の中流域に位置する川原自然公園(大字川原476番地外)は、県内でも数少ない常時カヌー体験ができるスポット。県内では珍しい屋内ボルダリング施設やマウンテンバイクの常設コース等も整備されており、大自然を満喫しながらアウトドアスポーツが体験できるほか、コテージやキャンプ施設も充実している。

 一方で、設置から多年が経過し、各種施設の老朽化が進んでいることなどを踏まえ、時代に沿ったキャンプ場運営や地方創生の取り組みを進めるため、施設全体のリニューアルに取り組む。整備に向けて、昨年度にはリニューアル基本計画を策定した。

 リニューアルの方向性には、▽「自然豊かなまち木城町」にある誰にでも親しめるキャンプ場としての整備▽自然とのつながりを重視した新たな交流空間の創造▽施設の特徴や活動実績を活かしたオリジナル体験の提供▽活発な交流や連携を育む拠点づくり▽交流人口の拡大による地域経済の活性化▽自立・自走していく施設―の6項目を設定。

 施設整備計画によると、観光インフォメーションや事務室、宿直室、休憩及びフリースペース(コワーキングスペース)、販売スペース、キッチン付カフェスペース、トイレ、授乳室、シャワー室、ランドリースペース、レンタル品管理スペース、倉庫を備えた総合案内所兼交流拠点施設(600㎡程度)を整備する。

 宿泊施設(100㎡程度×5棟程度)に関しては、従来のコテージタイプではなく、清潔感のあるラグジュアリーで非日常的な雰囲気を味わえる、ゆったりくつろげる宿泊施設とする。グランピングエリアには、トレーラーハウスまたはグランピングテント2棟程度(洗面・トイレ・シャワー付き)を整備する。

 現コテージエリアの東側には、10区画程度の電源付オートキャンプサイトを設置するほか、トイレや洗面台、授乳室を備えたサニタリー棟とアウトドアキッチン(130㎡程度)を整備。オートキャンプサイトを現エリア東側に延伸して、芝生フリーキャンプサイトとし、延伸部分にサニタリー棟(100㎡程度)を設置する。

 また、大型屋根付バーベキュースぺースとアウトドアキッチンを備えたアウトドアテラス(150㎡程度)、現給水施設(井戸水)を利用した水遊び空間としてのウォータープレイエリア(100㎡程度)の整備、遊具エリアの充実(5基程度増設)、キャンプエリア園路及び駐車場の整備、マウンテンバイクコースの整備などを行う。

 当該業務では、こうした施設の建築主体工事や電気設備工事、機械設備工事、キャンプエリア整備工事、遊具増設工事、駐車場及び外構等工事に係る基本・実施設計業務を委託する。履行期間は2024年3月29日まで。事業予算額は7055万円以内(税込)としていた。

 現時点の整備スケジュール案によると、設計業務と並行して、23年度にキャンプサイト建物解体工事や浄化槽撤去工事、キャンプサイトの造成工事を行う予定。24年度に、コテージサイト撤去及び建築工事、キャンプサイト整備・建築工事に順次着手する計画でいる。