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建設業務の電子入札、24年度から導入 日向市

 日向市は2024年度から、建設コンサルタント等の業務委託の一部に電子入札を導入する。対象は、財政課契約監理係で入札を行う案件のうち、▽測量▽建築設計▽建設コンサルタント▽補償コンサルタント▽地質調査▽不動産鑑定―に係る業務委託。既に宮崎県の電子入札システムを利用している者も、市への利用者登録の申請が必要となる。

 受発注者の事務負担の軽減等を目的に、日向市は21年度から市内及び準市内業者に発注する土木、建築、電気、舗装の一部の工事で電子入札を導入。その後、対象工事を順次拡大し、23年度から全ての建設工事で電子入札を適用している。その間、建設関連業務委託に関しても、導入の可否や時期について庁内で協議を進めていた。

 日向市の電子入札システムは、国土交通省の電子入札コアシステムを基本に開発したシステムで、宮崎県等と共同運用する。利用者は、事前に電子認証局のICカードやICカードリーダーを準備する。県の電子入札システムに参加している事業者は、使用している機器をそのまま利用できるが、事前に日向市への利用者登録が必要となる。

 電子入札の利用開始申請書や支店等が利用者となる場合の年間委任状の様式は、日向市のホームページに掲載している。申請は随時受け付けているが、業務委託に関しては、今年12月に24・25年度の競争入札参加資格審査に係る定期申請の受け付けを予定しており、これと合わせて利用者登録を申請することもできる。

 前述の対象業務以外(その他の業務・物品等)や各課で発注する業務は、当面の間、これまでと同様に紙入札を適用する。電子入札の詳細は、ホームページで確認できる。