▲写真は挨拶する河野会長、谷宮署長、大会の模様
小林地区建設業協会(河野与一会長)は6月29日、小林地区建設会館で2023年度の「安全推進大会」を開催した。大会には会員企業の代表や技術者ら43人が参加。安全講話や安全宣言を通じて、安全意識の高揚を図り、現場等に於いて無事故・無災害を達成することを固く誓った。
大会で挨拶に立った河野会長は、「各現場に適した安全対策を実施し、災害防止に取り組んで」と呼び掛けるとともに、建設業における労働災害のイメージを払拭するべく、社会から信頼される産業となるよう努めていく考えを示した。
来賓として招かれた都城労働基準監督署の谷宮俊実署長は、労働災害の防止には職場での地道な安全活動が不可欠と説明。今大会を契機に「安全第一」を再認識した安全衛生活動の実施に理解と協力を求めた。
安全講話では、都城労働基準監督署安全衛生課の三浦義雄課長が「労働災害の現状等」と題して講演。過去の災害事例を踏まえた発生要因と再発防止対策のほか、資料を通じて、足場からの墜落防止措置や熱中症予防対策などを紹介した。
コマツレンタル宮崎スマートコンストラクション事業部の相星諒氏は、「スマートコンストラクションの現状と安全性」をテーマに講話を行い、国が推進するi-Constructionの取組概要やこれに対応した同社のサービス、ICT建機の使用による安全性の向上、建機に搭載可能な安全機能などを紹介した。
安全宣言では、山波文和氏の号令のもと、労働災害の撲滅を参加者全員で誓い、23年度の安全推進大会を滞りなく終了した。