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高い意識で無事故・無災害を継続 串間市建設業協会

      

▲写真は挨拶する有嶋会長、大会の模様

 串間市建設業協会(有嶋由紀夫会長)は6月28日、串間市建設会館で2023年度の「串間市建設業安全推進大会」を開催した。日南労働基準監督署や串間土木事務所等の後援のもと、大会には串間地区に所在する多数の建設業関係者が参加。安全講話や安全宣言を通じて、無事故・無災害を達成することを固く誓った。

 挨拶で有嶋会長は、串間管内における各種工事が無事故・無災害で順調に推移していることに言及。引き続き、安全に十分配慮したうえで作業に取り組むよう呼び掛けた。

 また、7月1日に本週間を迎える全国安全週間について、慣れや慢心が労働災害を引き起こす要因になるとして、「建設業は車両も大型で重大事故に繋がる可能性が高い。一人ひとりが安全に対して高い意識を持ち、無事故・無災害を継続して欲しい」と話した。

 続いて、来賓として招かれた日南労働基準監督署の石川裕昭署長、串間土木事務所の宇治橋正行所長、串間警察署の福永勉署長がそれぞれ挨拶。

 講話では、串間市医療介護課や日南保健所健康づくり課の保健師と全国健康保険協会宮崎支部の職員らが共同で「健康な職場づくり」に関する特別講話を行ったほか、日南労働基準監督署の髙島直也監督官が「建設業における労働災害の現状とその防止策」、串間警察署地域交通課の石川喜裕課長が「串間市内における交通事故の現状とその防止策」について、それぞれ講演を行った。

 大会宣言で野辺俊就青年部長は、人命尊重という人類普遍の基本理念に基づき、すべての労働・交通災害の撲滅と安全衛生管理水準の向上、及び安全管理体制の充実を図り、災害のない明るい職場づくりに努力していくことを誓った。

■技術研修会を開催

 6月27日には、串間市建設会館で2023年度「宮崎県土木工事に係る技術研修会」を開催。串間土木事務所の脇山富夫工務課長が2023年度の事業執行について、工事検査専門員の諏訪順也氏と小山田智氏が、工事検査に於ける指摘指導事項を説明した。

 研修会ではこのほか、宮崎県土木施工管理技士会串間支部表彰として、小林祐太氏(高橋工務店)と谷口秀峰氏(谷口組)の2人を表彰。表彰された両氏が、現場を監督する中での体験談等を発表した。