▲写真は講師の岡部課長、講習会の模様
一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は7月18日、宮崎市内で2023年度の技術講習会を開催した。講習会のテーマは「雷保護システムの設計・施工」。講習会には、県内各地から約50人の技術者が参加し、落雷による被害事例や建物内の電子機器類を過電圧から保護するシステムなどについて熱心に学んだ。
電気工事に携わる技術者等の更なる技術の向上や知識の習得を図るために開催したもの。電気工事の品質を確保する観点から、協会では県内広域の電気工事関係者を対象とした技術講習会を毎年開催している。開会挨拶で協会の川﨑茂樹専務理事は、「講習で学んだ内容を今後の業務に活かしてもらいたい」と呼び掛けた。
講師を務めた株式会社九電工技術本部電気設計部電気設計課の岡部道明課長は、集合住宅における雷保護対策や保護装置を実務面から解説。冊子や図例を用いて、建物や人を守る外部保護と、建物内の設備を守る内部保護の両面について、分かり易く説明した。参加者はメモを取るなどして、熱心に耳を傾けていた。