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AIハイブリッド警備、日向市で研究会 警備業協会

      

 一般社団法人宮崎県警備業協会の青年部会(山下晃司部会長)は7月7日、日向市のお倉ヶ浜公園内で「AIハイブリッド警備」に関する研究会を開催した。研究会には、建設会社や警備会社のほか、警察関係者、地方自治体の職員ら約200人が参加。次世代警備システムの概要や活用法などについて担当者から説明を受けた。

 開催に先立ち挨拶に立った山下部会長は、警備業を含むあらゆる産業で人手不足が深刻化する中、全ての人達に安全・安心を提供することが警備業の仕事であることを説明。こうした課題を解消しつつ、警備業の責務を果たすことができるAI警備システムのメリットを強調し、システムに対する知見を深めてもらうよう呼び掛けた。

 AI警備システムは、AIが映像解析で車両を識別し、通行量を管理・分析して、最適なタイミングで工事信号を切り替えるもの。警備員の配置を従来の半分程度に抑えることができるほか、現場の安全性も大幅に向上することが期待されている。

 研究会では、一般社団法人全国交通誘導DX推進協会の秋山一也代表理事が、人とAIで交通誘導警備の新時代を創る「AIハイブリッド警備」の概要を説明。

 また、KB-eye株式会社の天川淳一朗氏がAI警備システムの基本機能を解説し、実機を用いたデモンストレーションを行った。質疑応答では、「オペレーターの資格」や「両側の規制距離」に関する質問に対して、担当者が丁寧に回答。参加者は担当者の説明に熱心に聞き入り、システムへの理解と認識を深めた。