▲写真は作業の模様
東諸地区建設業協会青年部(藤元勇貴部長)は7月11日、管内の学校施設を対象とした2023年度の奉仕活動を実施した。建設業に於ける地域貢献活動の一環として、青年部が毎年実施しているもの。早朝から青年部員が集合し、宮崎市立高岡中学校のグラウンド入口の整地、宮崎市立穆佐小学校の側溝清掃に汗を流した。
出発式で藤元部長は、「子供達に少しでも興味を持ってもらえるよう、熱中症に注意して、爽やかな笑顔で取り組んで」と挨拶。東諸地区建設業協会の中馬洋一副会長は、「奉仕作業は地域に貢献する大事な取り組み。精一杯頑張ってもらいたい」と述べた。
宮崎県高岡土木事務所の椎葉倫男所長は、青年部の日頃の活動に感謝の意を示すとともに、奉仕作業が子供たちの学業への一助や建設業のPRになることに期待を込めた。
参加した部員は、二手に分かれて各校に移動。このうち、高岡中学校では、長年にわたる降雨等で土砂が流出し、不陸ができたグラウンド入口を整地。重機や人力で砂利の敷き均し、転圧作業を丁寧に行い、平坦で通行しやすい状態に整備した。
穆佐小学校では、グラウンド周囲の側溝内に堆積した土砂の撤去を実施。手際よく側溝の蓋を取り外し、堆積した土砂をすくい上げて、トラックに積み込んだ。学校関係者は、「重機を使用した側溝の清掃は私達ではできないので、とてもありがたい。生徒や来校者の喜ぶ顔が目に浮かぶ」と話した。
青年部の藤元部長は、「奉仕作業を通じて、建設業が地域にとって重要な産業であるという誇りを部員が再認識する機会になれば」と期待を込めるとともに、「将来の担い手の確保に努め、建設業を次世代に繋げていきたい」と意気込みを語った。