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安全に働ける職場づくりを推進 宮崎安全施設事業組合

      

▲写真は挨拶する迎理事長、大会の模様

 宮崎安全施設事業協同組合(迎敦雄理事長)は7月5日、宮崎市内で2023年度の「安全大会」を開催した。大会には、会員企業の職員らが多数参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて更なる意識の高揚を図り、関係者が一丸となって労働災害及び交通災害を撲滅することを固く誓った。

 大会で挨拶に立った迎理事長は、交通安全施設の整備を手掛ける事業者として、他の模範となるよう交通ルールを守り、正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、無理のない運行計画や安全管理に努めてもらうよう参加者に呼び掛けた。

 また、交通安全施設の整備を通じて、道路環境の更なる充実を図り、県民の安全・安心の確保に全力を尽くすとともに、大会を契機として、安全に働くことができる職場づくりを推進し、若い世代が働いてみたいと思える豊かな業界を目指すとした。

 表彰式では、安全衛生優良事業所表彰を受賞した南九州みかど、優良運転者表彰を受賞した12人(後記参照)に、迎理事長から表彰状と記念品が贈られた。

 来賓挨拶で宮崎県警察本部交通規制課の岩田浩幸課長は、自身が考案し、国家公務員の安全週間標語に選ばれた『安全は「だろう」「はず」よりまず確認』を例に、大切なのは事故や災害を発生させないことであり、どうすれば防ぐことができるかを考え、行動する危機管理(リスクマネジメント)の重要性を強調した。

 安全講話では、宮崎労働基準監督署安全衛生課の藤原慎太郎氏が、県内建設業に於ける労働災害の発生状況や労働災害の事例などを紹介。夏本番を迎えるにあたっての熱中症対策や、安全対策を検討する際の優先順位の考え方などを解説した。また、宮崎市都市計画課の久米田真之氏と濱松薫氏は、まちづくりに関する講話を行った。

 安全宣言では、青年部代表の米満浩二氏が「自主的な労働災害防止活動を推進し、安全意識の高揚と安全維持行動の定着を図る」「脇見・ぼんやり・妨害運転の追放及び歩行者保護、飲酒運転根絶等の安全運転意識の向上に努める」「全国安全週間のスローガンを目標に年間活動を展開する」と力強く宣言した。

 表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽優良運転者表彰(金)=鈴木奈津子(南九州みかど)、近藤健太(前同)、井戸川勇三(九州ジスコン)、長友秋彦(前同)
▽優良運転者表彰(銀)=永迫康嗣(南九州みかど)、小野田太三(暁建業)、木村久人(前同)
▽優良運転者表彰(銅)=巻木輝正(暁建業)、松ヶ野翼(前同)、四本優(前同)、白石兼(九州ジスコン)、林直子(前同)。