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優良賞に2事業場、安全衛生局長表彰 宮崎労働局

 宮崎労働局(坂根登局長)は、2023年度の「安全衛生に係る宮崎労働局長表彰」に、優良賞2事業場、奨励賞3事業場、功績賞2人、安全衛生推進賞1人を決定した。7月3日に宮崎市内で表彰式を行い、長年にわたる安全衛生の努力と功績を称え、坂根局長が各賞の受賞者に表彰状を手渡した。

 23年度の局長表彰は、安全衛生水準が特に良好で、他の模範と認められる優良賞を、有限会社和田木材(小林市)と富士電機株式会社延岡くじら池太陽光発電所建設工事(延岡市)が受賞。和田木材は、立木の育成状況を踏まえたリスクアセスメント等を行い、富士電機の建設工事では重機災害防止に積極的に取り組んでいる。

 安全衛生水準が良好で、改善の取り組みが他の模範と認められる奨励賞は、自主的な安全衛生活動を積極的に展開している株式会社興電舎宮崎支店(宮崎市)、災害リスクの高い作業について「繰り返さないための安全10項目」を独自に策定するなどした安藤・間・上田工業特定建設工事共同企業体の宮崎育成牧場作業所が受賞した。

 一方、安全衛生水準の向上に貢献した個人を表彰する功績賞は、独立行政法人労働者健康安全機構宮崎産業保健総合支援センターの矢崎武氏(西部労働衛生コンサルタント事務所代表)、公益社団法人建設荷役車両安全技術協会宮崎県支部の岡留信夫氏(コマツ宮崎株式会社営業本部サービス事業部長)が受賞。

 岡留氏は、建荷協宮崎県支部の巡回指導員として、長年にわたり車両系建設機械等の特定自主検査に関する技術指導を行っているほか、特定自主検査研修の講師を務め、検査員等の養成と教育に貢献していることが高く評価された。

 当日はこのほか、安全衛生に係る厚生労働大臣表彰の伝達式も実施。安全衛生活動の指導的立場にあり、地域や団体、関係事業場の安全衛生水準の向上・発展に貢献したとして、功績賞を受賞した原田紘光氏(一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会宮崎支部長、原田労働安全衛生コンサルタント事務所長)に表彰を伝達した。