▲写真は大会の模様
日向地区建設業協会（黒木繁人会長）は７月４日、日向建設会館で２０２３年度の「建設労働交通安全推進大会」を開催した。大会には、会員企業の代表や技術者らが参加し、特別研修や安全宣言を通じて、労働災害及び交通災害を撲滅することを固く誓った。
挨拶で黒木会長は、人手不足や災害復旧で仕事が繁雑になり、安全への意識が遠のくことがあるかもしれないが、「安全は全てに優先する」といった基本理念の重要性を強調。現場でコミュニケーションを図りながら、人員や作業内容といった現場の様々な変化に注意して、安全への意識を改革してもらうよう呼び掛けた。
安全衛生活動報告では、岩田進一安全対策委員長が現場パトロール等の取組状況を報告。経営者が率先して安全衛生管理活動を推進するとともに、熱中症による健康被害の防止や作業環境の充実を図り、安全作業に取り組んでもらうよう協力を求めた。
大橋泰介安全指導員が「労働災害ゼロ、交通災害の撲滅」を達成する旨の安全宣言文を読み上げた後、吉田優安全指導副員長の掛け声に合わせて、参加者全員で全国安全週間のスローガン「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」を唱和。無事故・無災害の達成に向けて、一丸で安全衛生活動の実践に努めていくことを誓った。
大会では、来賓として招かれた延岡労働基準監督署の大野一喜署長、日向警察署の梅原守署長が挨拶。特別研修では、延岡労働基準監督署の田邊圭安全衛生課長が「労働災害防止」、日向警察署の図師卓磨交通係長が「最近の交通情勢等」について講話を行った。
このほか、安全衛生に係る取り組みが特に顕著であった優良事業所として▽協栄▽栄建設▽三矢建設▽小野組▽吉田建設産業▽甲輝建設▽下田建設―の７社を表彰。受賞者に対して、黒木会長から賞状と記念品が贈られた。