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更なる発展へ新たな歩み、30周年記念式典 昭友会

      

▲写真は挨拶する朽木会長、片地社長、式典の模様

 株式会社片地工務店の安全衛生協力会である昭友会(朽木充嗣会長)は、6月2日に宮崎市内で設立30周年記念式典と祝賀会を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響で、1年遅れの開催となったが、多数の会員企業の職員や来賓が30周年の節目を盛大に祝い、片地工務店と昭友会、会員企業の更なる飛躍に向けて決意を新たにした。

 昭友会は、現場の安全意識の高揚を図るため、当時の取引業者の有志数名が片地工務店の創業者と協議を重ねたうえで、1992年に発足。設立20周年を区切りに、初代会長の佐土原義光氏が勇退し、現会長の朽木氏が2代目会長に就任して、現在に至る。

 活動の柱は、「現場の安全管理」「会員相互の親睦」「研修会の開催」の3項目。毎年、会員企業が参加する安全大会を開催し、個人・企業の安全表彰や安全講話を実施するとともに、花見やバーベキュー等の企画、県外への視察研修等に取り組んでいる。

 式典で挨拶に立った朽木会長は、片地工務店や昭友会の歴史を紐解き、「諸先輩方の苦労と功績を称え、皆様と30周年の式典を開催できることを嬉しく思う」と述べた。

 また、今後に向けて「ウィズコロナを模索しながら、新しい社会情勢の中で昭友会の変革の時代と位置付け、新しい活動を企画していきたい」とした上で、「今回の記念式典を一つの節目として、片地工務店と昭友会が車の両輪となって、更なる発展を目指し、新しい歩みをはじめていきたい」と意気込みを語った。

 来賓として招かれた片地工務店の片地昭次代表取締役は、会の発足以来、安全パトロールや安全推進大会等を通じた安全活動、技術・品質の向上を目的とした研修会等の開催など、様々な活動に取り組んでいることに対して、感謝の意を示した。

 一方で、建築業界に於いて、資材価格の急騰や担い手不足、従事者の高齢化といった課題が山積していることに言及し、「昭友会と片地工務店が互いに協力しながら、この難局を一緒に乗り越えていきたい」と述べた。

 記念表彰では、片地工務店会長夫人の片地佐智子氏、元総務部長で元昭友会事務局長の伊福憲雄氏、昭友会初代会長で現顧問の佐土原義光氏、発足当初から副会長を務める片地蔵治氏に対して、朽木会長から表彰状と記念品が贈られた。

 式典後の祝賀会は、佐土原義光氏と片地蔵治氏の乾杯の発声で開宴。参加者は、会食やアトラクションを楽しみながら、これまでの思い出話しに花を咲かせつつ、新たな未来に向けて、互いに親睦と交流を深めていた。