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建設技術者5人の功績を称える 優秀施工者知事表彰

             

▲写真は授賞式の模様

 宮崎県は、2023年度の優秀施工者宮崎県知事表彰の受賞者に▽押川雅史氏(株式会社増田工務店)▽熊倉太一氏(株式会社坂下組)▽竹次誠輝氏(株式会社工藤興業)▽林秀樹氏(株式会社竹井建設)▽深川浩史氏(龍南建設株式会社)―の5人を選んだ。6月2日に県庁で授賞式を行い、河野俊嗣知事が受賞者の努力と功績を称えた。

 優秀施工者宮崎県知事表彰は、建設現場に於いて15年以上にわたり工事施工に直接従事する、原則として35歳以上の者が対象。建設産業構造改善推進週間に合わせて、技術や技能、人格等に優れている者を表彰することで、建設産業が果たす社会的使命を広く県民に周知し、建設産業の魅力向上や若年層の就業促進等につなげる。

 表彰基準は、▽技術・技能が優秀である者▽技術開発・施工の合理化を図り顕著な成績を挙げている者、または建設工事に相当の実績のある者▽後進の指導・育成に努めている者▽安全・衛生の向上に貢献している者▽他の建設現場従事者の規範となる者―。これらの基準に該当する5人の技術者を、今年度の受賞者に選んだ。

 表彰式で祝辞を述べた河野知事は、長年にわたる優秀施工者としての功績や、それぞれの現場での活躍に敬意を示すとともに、「建設産業では人材の確保・育成が大きな課題。受賞された皆様には、建設業界のトップリーダーとして更に活躍していただくとともに、次に入ってくる若手人材を育てていただきたい」と期待を寄せた。

 増田工務店の押川土木部工事長は、「いまだ若輩者ではあるが、これまでの業務を認めていただき、栄えある賞を受賞できて嬉しく思う。受賞を契機に、今後も自身の技術の研鑽に励みつつ、後進の指導や育成にも尽力していきたい」と意気込みを語った。