公募型プロポーザル方式で「西都原ガイダンスセンターこのはな館改修設計及びアドバイザリー業務」の事業者選定手続きを進めていた西都市は、受託候補者に九州アイランド共同企業体を特定したと発表した。２０２３年２月に策定した基本構想・基本計画を踏まえ、施設の改修設計業務とアドバイザリー業務を委託する。
基本構想・計画によると、案内室棟１階のレストランをカフェ機能を備えた形態に変更するための改修のほか、２階スペースをコワーキングスペースとして活用するための改修を実施。これに伴い、案内室棟の照明設備の取り替えを行う。また、案内室棟を地域産品開発に活用することを想定した物販スペースの改修なども実施する。
今回の業務では、基本構想・基本計画に沿った事業を展開するための基本設計・実施設計、施設整備や空間デザインなどに関する具体的かつ専門的な助言や提案等を行う。委託期間は２４年１月１８日まで、税込の見積限度額は４１７９万５６００円としている。
プロポーザルでは、設計及びアドバイザリーの両業務を実施する単独事業者、または各業務を実施する事業者の共同企業体を対象に、参加表明書や技術提案書等を募集。書類審査やプレゼンテーション審査を経て、九州アイランド共同企業体を受託候補者に特定した。現時点で共同企業体の構成員は公表していない。
概算事業費は約３億円。計画では、２３年度に基本・実施設計、２４年度に改修工事を行う予定でいる。