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高岡温泉民営化へ、プロポ費用など計上、宮崎市

 宮崎市は、6月27日に開催した6月定例会の議会運営委員会で、追加議案を上程することを確認した。高岡温泉やすらぎの郷の用途廃止を行うための条例の廃止と、当該施設の民営化に向けて、公募型プロポーザル選定委員会を設置するための補正予算案(54万4000円)を、6月29日に追加提案する。

 経年劣化や設備の不具合等で22年4月から一時休館している「高岡温泉やすらぎの郷」について、市は温浴施設としての機能を維持したまま、稼ぐ施設としての再生を図るため、地域に有益な運営方法や市場性の有無、市場価値を高めるアイデア等を確認するためのサウンディング型市場調査を実施していた。

 既存施設の所在地は高岡町小山田1953番地。市場調査では、温泉棟や管理棟、研修室棟などの温泉施設(延べ2095㎡程度)のほか、やすらぎ健康広場(7600㎡程度)や駐車場、浄水施設等を含む施設エリア全般を対象に意見や提案を求め、地元企業や観光・建設業など13社が調査に応じた。

 参加者からは、「井戸水が豊富なため、サウナを増やして水風呂を充実させると良い」「サウナに特化したり、キャンプ場を併設するなど、そこに行く目的をつくることが大事」「グランピングやトレーラーハウス、キャンピングカービジネスは競合が回りにいないため有効」などの提案が寄せられた。