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強い安全意識で会社や社会に貢献 藤元建設グループ

      

▲写真は挨拶する藤元社長、大会の模様

 株式会社藤元建設と有限会社藤商、有限会社藤元運送は6月26日、宮崎市高岡町内で2023年度の安全大会を開催した。大会には各社及び協力会社の職員が多数参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて、参加者は更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に向かって、一丸で邁進していくことを固く誓った。

 挨拶に立った藤元建設の藤元建二代表取締役は、同社施工の現場に於ける関係者一同の真摯な取り組みが、国土交通省や宮崎県、関係団体から様々な形で表彰されていることを報告。「皆さんの取り組みが高く評価されたことを心から喜びたい」と述べた。

 一方で、建設業の新3K(給与・休暇・希望)を実現するため、国や県、建設関連団体等が魅力ある建設業づくりの取り組みを進める中、さらに「格好いい」と思える産業になる必要があるとして、参加者に意見やアイデアを寄せてもらうよう呼び掛けた。

 藤元社長は、地域の守り手として災害対応や社会基盤の整備を担う建設業に於いて「安全かつ安心に働くことが何よりも重要」と指摘。安全意識の高揚を図る有効な機会と大会を位置付け、「より一層、安全推進活動に努めてもらうよう切に願う」と述べた。

 表彰式では、優秀技術者賞を受賞した▽広瀬英明氏▽弓場元涼一氏▽左近寿伸氏―の3人、功労技術者賞を受賞した日髙孝文氏と後藤賢二氏(トクホ建設)、協力業者表彰を受賞した洸樹園、優良現場賞を受賞した戸敷英樹氏のほか、安全標語及びエコ標語の入賞者に対して、藤元社長から表彰状と記念品が贈られた。

 安全講話では、建設業労働災害防止協会鹿児島県支部の福元英幸氏(安全管理士)が「建設業における労働災害防止対策」をテーマに講演。はしごや脚立などからの墜落・転落災害、重機との接触災害について、過去の事例を踏まえた再発防止策を解説するとともに、作業手順やルールを全員が理解・実行することが重要と訴えた。

 同じく、宮崎市北消防署西部出張所の宮浦正人氏は、病気や怪我をした人を助けるためにとる最初の行動(ファーストエイド)について、熱中症や出血、捻挫・打撲・骨折などを例に解説。また、傷病者を2人で搬送する方法、胸骨を圧迫する心肺蘇生方法、AEDの使用方法を実演を交えて紹介し、参加者からの質疑に回答した。

 参加者を代表して安全宣言を行った矢野竜次氏は、「一人ひとりが強い安全意識を持ち会社や社会に貢献する」ことを第一に掲げ、安全作業を推進するにあたり、明るく元気な挨拶や作業場での声の掛け合い、6Sの徹底、毎朝の危険予知活動と指差呼称の積極的な実践、ヒヤリハットの共有化などを実行することを誓った。

 大会を総括した藤元建設の藤元勇貴専務取締役は、24年度から建設業に於いても本格的な働き方改革がスタートするにあたり、働き方改革とは「会社と職員が一体となって、働きやすい職場環境を築いていくもの」であると指摘。「皆さんの意見を踏まえ、藤元グループらしい働き方改革を推進していきたい」と述べた。